株式会社ファイントゥデイホールディングスの 株主は、欧州系の大手投資ファンドである CVCキャピタル・パートナーズです。
【経緯】
• 資生堂の日用品部門が分離し、2021年にファイントゥデイホールディングスが設立されまし た。
• 資生堂は当初、 ファイントゥデイホールディン グスの株を約20% 保有していました。
• 2024年6月、 資生堂はファイントゥデイホール ディングスの全持ち株をCVCキャピタル・パー トナーズに売却しました。
【ファイントゥデイホールディングスについて】
ファイントゥデイホールディングスは、ヘアケ ア・スキンケアブランドの「ツバキ」 や 「ウーノ」 などを展開しています。
ファイントゥデイホールディングスは、 2024年 12月17日に東京証券取引所プライム市場に新規上場しました。
資生堂 最終赤字 100億円超 中国事業など不振で業績悪化
中国事業の不振などで業績が悪化している化粧品大手の資生堂は、去年1年間の決算で最終的な損益が100億円を超える赤字になったと発表しました。1年間の決算が赤字となるのは4年ぶりです。
発表によりますと、資生堂の去年1年間のグループ全体の決算は、
▽売り上げが前の年より1.8%増えて9905億円だった一方、
▽最終的な損益は108億円の赤字となりました。
会社の1年間の決算が最終赤字となったのは、コロナ禍で化粧品の需要が落ち込んだ2020年以来、4年ぶりです。
これは、中国での景気低迷や現地企業との競争の激化などで中国事業を中心に収益が落ち込んだことに加え、日本や中国での店舗の閉鎖や人員の削減などでコストが増加したことなどによるものです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250210/k10014718571000.html
資生堂の危機…純利益99.9%減に透ける長期的苦戦、高級化粧品路線の誤算
資生堂の2024年度1~6月期決算の純利益が前年同期比99.9%減とインパクトのある数字になったことが注目されている。同社の純利益はここ数年、黒字と赤字を行ったり来たりと不安定な状況が続いており、2月には日本事業の全従業員の約1割に当たる約1500人の早期退職を募集すると発表するなど、重い空気が漂っている。日本を代表するプレステージ化粧品ブランドの資生堂は今、危機にあるのか。なぜ同社は苦戦しているのか。そして、長期的にみて成長を続けていくことができるのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。
資生堂の24年度1~6月期の売上高は前年同期比3%増の5085億円と横ばいを維持したが、コア営業利益は31%減の192億円、純利益は99.9%減の1500万円。日本のコアブランド( 「SHISEIDO」 「クレ・ド・ポー ボーテ」など)や欧州の注力ブランドが好調だった一方、トラベルリテール(空港や免税店など旅行者を対象とした小売事業)と中国事業が減速。中国市場における価格競争激化による化粧品ブランド 「SHISEIDO」の売上減、中国人旅行者の購買行動変化・消費意欲低下などが響いた。
https://biz-journal.jp/company/post_382924.html