なぜ危険が見過ごされたのか
学校側によれば、2隻に分乗した生徒は「平和学習」の一環として、海上から移設工事を見学する予定だった。2隻が抗議船であるとは、事前に保護者らに伝えられていなかった。信じがたいのは、引率の教員が同乗しなかったことだ。安全管理体制が厳しく問われよう。
一方、ニンガチカジマーイの恐れがあるのに船を出航させた背景として、基地反対のためなら多少の危険はいとわないという、沖縄の抗議活動の異様さを指摘しないわけにはいかない。
辺野古沖で行われる抗議活動は相当に危険だ。海保の警備艇が制限区域に入らぬよう繰り返し警告する中、多い日には数十艇のカヌーなどがオイルフェンスを乗り越えて侵入し、警備艇とぶつかって負傷者が出ることも少なくない。
だが、基地反対派には玉城デニー知事の支持者が多く、県はこれまで安全対策を十分に講じていなかった。重大事故につながりかねない危険が、見過ごされてきたのだ。
「平和」の名のもとに尊い命が奪われる。そんな悲劇を、繰り返してはならない。
https://www.sankei.com/article/20260328-OUNGDFABYNOP5IHPNETHJV2ZPY/
