「この中から選ばないといけないのか」
弱点を指摘
「法案への賛否やスキャンダル追及にエネルギーが割かれがちになっていた」
階氏は中道改革の党本部で開かれた共同記者会見で、かつて所属した民主党や立民の弱点をこう指摘した。政務調査会での活動が長く、財政金融政策通を自負していることもあり、代表に就任すれば「国会ではスキャンダル追及より、証拠と論理に基づいた説得力のある議論を展開したい」と述べ、政策論争に比重を置く考えを明らかにした。
これに対し、小川氏は党が衆院選で大きく議席を減らしたことに触れつつ、「野党第1党が国会で果たすべき役割に質的な変化はない」との認識を示した上で、「与党と 対峙たいじ し、政権監視をしていく」と強調した。ただ、「反対野党」と批判されることを意識してか、「協力するところは協力する」とも訴えた。
高市政権の経済政策はそろって批判した。階氏は「借金頼みで予算を増やし、バラマキを行っても共栄につながらない」と問題視。小川氏も政府債務を対国内総生産(GDP)比で引き下げる政権の方針について、「極めて無責任だ」と言い切った。
合流に慎重姿勢
党運営を巡っては、立民と公明党に所属したままの参院議員や地方議員の合流時期が焦点となっている。
階氏が「性急に事を運ぶべき時ではない」と主張すると、小川氏も「少し時間をかけて、丁寧に関係者の意見を確認しながら意思決定していくべきことだ」と同調した。衆院選の大敗を踏まえ、立民内には中道改革への合流に慎重意見があることに配慮したものとみられる。
立民系と公明系の党内融和をどう図るかも課題となる。立民系は、衆院選で公明系が比例名簿上位で処遇されたことに不満を募らせているためだ。次期衆院選での比例名簿の扱いに関して、階氏が「原則として平等であるべきだ」と訴えると、小川氏も「全ての人が平等だ」と続いた。
記者会見を受け、中道改革内には、両氏の主張に大きな違いがなかったことに戸惑いが広がっている。
立民系の衆院議員は「どちらに投票すればいいかわからない」と困惑する。自主投票を決めている公明系の衆院議員は結党から3週間しかたっていないことを念頭に、「候補者の2人はテレビでしか見たことがない。その中から代表を選ばないといけないのか」と漏らした。
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