候補者の家族にまで…選挙で過激化するデマと誹謗中傷 減らすために何が?【報道特集】
今回の衆院選でも再び、デマや誹謗中傷が拡散されました。矛先は候補者本人だけではなく、その家族にまで向かいました。過激化する誹謗中傷は、どうすれば減らすことができるのでしょうか。
「敗因は高市旋風とネット」36年にわたって国政を担った岡田氏
2月10日、民主党政権で外務大臣を務め、12期36年にわたって国政を担った岡田克也氏(72)が事務所の後片付けに追われていた。
中道改革連合 岡田克也 元外務大臣(72)
「国会質問だけは手をつけずに、そのまま持ち帰る。国会質問した時の資料」
日下部正樹キャスター
「この部屋を去るにあたって、どのような思いがしますか?」
中道改革連合 岡田克也 元外務大臣
「個人的なことはあまりないんです、選挙の結果だし。ただ、この選挙を見ていると本当に怖い、日本の将来が」
1990年の初当選以来、地元・三重で一度も負けたことがなかった岡田氏。
普段は各地の応援演説に飛び回るが、今回は後半、地元に張り付いての異例の選挙戦となった。
前回まで大差をつけてきた自民党の候補に、約9000票の差で敗れた。
落選した岡田克也氏
「敗因は二つ。一つは高市旋風。もう一つはネット。相当いろんなデマや批判が渦巻いていたが、十分対応することができなかった」
一体何があったのか。<中略>
多党化で問われる選挙制度
SNSの問題に加えて、選挙制度のあり方について見直しを求める声がある。政治学が専門の中北浩爾教授に聞いた。
中央大学法学部 中北浩爾 教授
「316議席、本来であれば330議席を取る結果というのは歴史的に見ても異例。中道が、自民党に対抗すべき政党が小選挙区で7議席となると、再起可能なのかと」
比例代表での得票の差は、自民党と中道で2倍程度だった。
だが、小選挙区での勝敗が全体の議席数を大きく左右した。2位以下の票はいわゆる“死に票”になった。
中央大学法学部 中北浩爾 教授
「比例を見ると自民党の半分ぐらいの票を中道改革連合が取ってる。その票は国会に反映されず『死票』になる部分が大きい。民主主義としては代表性という点で問題がある」
政権交代可能な2大政党制を目指す、現在の「小選挙区比例代表並立制」には、1994年に移行した。
2009年に民主党が自民党に圧勝して政権交代を果たしたが、2012年には自民党が大勝して政権に返り咲いた。
第二次安倍政権以降は野党が多党化し、“安倍一強”と呼ばれる状態が続いた。
中北教授は「野党がますます多党化している現在、選挙制度の見直しが必要だ」という。
中央大学法学部 中北浩爾 教授
「小選挙区がもたらす競争政党がないまま、一強だけが勝者総取りで立っている状況になりかねない。選挙制度のあり方が、今の状況の中で何がふさわしいかを考えるべきではないか」
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2468469
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