BALMUDA Phoneを「復活」させた「電子ごみ妹」とは?
そんなBALMUDA Phoneが今、中国で静かなブームを起こしている。中古品の取引プラットフォームでは販売価格が発売当初の約4倍にまで高騰しているとのことで、もはやカルト的とも言うべき人気ぶりだ。忘れ去られたはずBALMUDA Phoneが「復活」を遂げた背景には、中国のソーシャルメディア「小紅書(RED)」を主な活動拠点とする、新しい消費者グループの台頭がある。
それは「電子垃圾妹(電子ごみ妹)」または「数碼宅女(デジタルオタク女子)」と自称する、主に女性で構成されるグループだ。彼女たちは「スペック至上主義」とは明確に異なる価値基準を持っており、性能よりも「見た目の良さ」や個性的なデザインを最も大切にする。丸みを帯びた形状や白い背面パネルなど、主流のスマホとは一線を画すBALMUDA Phoneのデザインは、まさに彼女たちの「大好物」なのだ。実際、中古品取引プラットフォーム「閑魚(シェンユー)」では、白色モデルが黒色モデルより高値で取引されているという。
彼女たちはスマートフォンを手帳やデコレーションカード)」のように扱い、ステッカーやアクセサリーで飾り立てるパーソナライズ文化を楽しんでいる。BALMUDA Phoneの「優しく柔らかい外観」と「反主流」のデザインは、「私は他人とは違う」というアイデンティティを表現する手段となり、個性を求める若者の心にぴったりとハマったのだ。
「スペック」より「情緒価値」へ
この現象の核心は、消費者が製品に求める価値が「実用性」から「感情的価値」へとシフトしていることにある。
BALMUDA Phoneは低スペックゆえにアプリの起動が遅く、OSも古いといった不便さを承知の上で購入されている。いわば「標準化された製品が氾濫する市場に対する反逆」の象
https://www.recordchina.co.jp/b968284-s27-c20-d0000.html
