中国外相「世界の裁判官」認めず、米国のマドゥロ氏拘束で
[北京 5日 ロイター] – 中国の王毅外相は、米国がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを受け、いかなる国も「世界の裁判官」として振る舞うことは受け入れられないとの認識を示した。
王氏は4日、北京でパキスタンのダル外相と会談した際、「われわれはいかなる国も世界の警察官になれるとは信じておらず、どの国も世界の裁判官を自称することは認めない」と述べた。米国を直接名指しはしなかったものの、ベネズエラでの「突然の事態」に言及した。
「国際法の下、すべての国の主権と安全は十分に守られるべきだ」とも語った。
また、拘束の数時間前に行われたマドゥロ氏と中国の中南米・カリブ海担当特使との会談について説明した中国政府高官は「中国にとって大きな打撃だ。ベネズエラにとって頼れる友人でありたいと考えていた」と述べた。
同高官によると、マドゥロ氏の息子は2024年に北京大学を訪問しており、同大学に16年に入学していた。
中国は、米国と同盟国が17年に対ベネズエラ制裁を強化して以降、ベネズエラにとって重要な経済的支えとなってきた。直近の税関データによると、24年の中国のベネズエラからの輸入は約16億ドル。約半分が原油だった。
米シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)によると、中国の大手国有石油会社は18年までにベネズエラに約46億ドルを投資している。
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