陸上の世界選手権東京大会は15日、国立競技場で第3日が行われ、男子3000メートル障害決勝で三浦龍司(23=SUBARU)が2大会連続入賞を飾った。8分35秒90で8位。最後の1周で一時は3位に立ち、同種目日本人初のメダルを視界にとらえる激走だった。
最後の障害物を越えてゴールまで数十メートルとなったところでは、後続のセレム(ケニア)から右手をはたかれる場面もあった。大会前からの右足首痛でバランスを崩しかけていた三浦は、その接触でさらに体をよろめかせて失速。後続の選手たちに追い抜かれ、銅メダルとは1秒34差に終わった。
この場面についてSNSなどで物議を醸しているが、三浦はレース後の取材で「特殊なところの1つ」と競技の特性だと強調。3000メートル障害は障害物を28回、水がたまった水濠を7回越える過酷な競技とあり「面白さも、難しさもある。最後の最後で出たのかな」と言及した。
世界陸連(WA)はレース直後の16日午前1時過ぎの時点で、三浦の抗議は棄却されたと発表している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b199e56ec16885267c2dff39c4430b4464d8026