2026年7月6日、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコの連邦地方裁判所は、ユナイテッド航空が求めていた「窓のない窓側席」を巡る集団訴訟の棄却申し立てを却下しました。これにより、乗客側が求めている損害賠償請求訴訟は、本格的な審理へと進むことが確定しました。
この訴訟は、追加料金を支払って「窓側席」を予約したにもかかわらず、実際には窓が一切なく、機体の壁しか見えない座席(通称:ブラインド・シート)を割り当てられた乗客らが、欺瞞的な商業行為および契約違反であるとして同社を相手取り起こしたものです。
■焦点は「窓側」という言葉の定義
裁判でユナイテッド航空側は、「窓側」という表記は、航空業界において単に「通路から最も離れた、機体壁側の座席位置」を指すカテゴリー名であり、外の景色が見える物理的な窓の存在を保証したものではないと主張しました。乗客に誤認を与える意図はなかったとして、訴えの早期棄却を求めていました。
しかし、同地裁のジェームズ・ドナト判事は、航空会社側のこの主張を退けました。判事は「一般的な消費者が『窓側席』という言葉を目にした際、そこに物理的な窓が存在し、外の景色が見えると期待するのは当然である」と指摘しています。予約画面や搭乗券に同文言を明記し、かつ座席指定に伴う追加料金を徴収している以上、乗客側の契約違反の訴えには十分な根拠があるとして、訴訟の継続を認める決定を下しました。
https://sky-budget.com/2026/07/12/united-airlines-a-window-seat-is-still-a-window-seat-even-without-a-window/
