佐伯耕三内閣広報官が運用するX(旧Twitter)アカウントが話題となっている。これまでならいちいち反論してこなかったような報道にも、細かく事実関係を示し反論。首相の支持者らからは「オールドメディアに対し、即レスバ」とじわじわ人気を集めているが、その背景には高市政権を取り巻く状況への焦りもあるようだ。
「コアラではなくカンガルー」、「女性自衛官ではなく男性自衛官」……そんな細かい部分も含め、政策や政局とはあまり関係のない週刊誌報道の内容について逐一反論することは、これまでの官邸にはほとんどなかった動きだ。
その背景には、高市政権を取り巻くピンチも影響していそうだ。
「高市事務所が関与したとされる総裁選の誹謗中傷動画問題は、首相の答弁も苦しくなって潮目が変わってきたと永田町ではみられています。
佐伯氏にとっては第二次安倍政権時、桜を見る会問題や、コロナ対応をめぐってSNS世論が一気に政権批判に傾いた『トラウマ』もあるでしょう。当時よりもショート動画などで一気に話題が拡散されやすくなっている今、SNSの世論で政権への逆風が一気に強まることを危惧しているのでは」(自民党関係者)
「報道を監視する意図はない」(木原氏)としながらも、「コアラ暴言否定投稿」の後も報道への反論を続ける佐伯氏のアカウント。これまでも先輩官僚や記者団に威圧的な態度をとったり、さらには2018年4月の衆院予算委では、玉木雄一郎・希望の党代表(当時)にヤジを飛ばして問題化した”前例”があるだけに、「投稿がエスカレートしすぎて逆効果にならなければいいが……」(自民党関係者)と不安の声も出ている。
https://dot.asahi.com/articles/-/284954?page=2
