【フランスで“大規模デモ” 収束見えず…ヨーロッパ各国に拡大】
|
パリ支局長 辻村周次郎 記者
「こちらは週末にデモが行われた広場のすぐ近く。道路脇には暴徒によって燃やされた様々な物の残骸が残されている。また、暴徒によって複数の車が燃やされ、そのまま放置されている状況」
「そんな中、今後デモが収束する見通しは全く立っていない。いまわかっているだけでも、今週の土曜日に一部の市民団体が大規模な抗議デモを全国各地で行う予定。また11月5日には労働組合が大規模なストライキを行う予告をしている」
(Qデモの拡大に伴って起きている暴動はどういうふうに理解したらいい?)
「週末の暴動は本当に衝撃的だった。もともと9月の高校生デモは単独で行われており、その後労働組合や物価高に悩む市民の方々に合流する形で行われてきた」
「共通する訴えとしては、政府の対応への不満。なかなか改善される気配のない現状に多くの市民が怒りを抱えている」
「一方、暴力行為を起こす“ブラックブロック”と呼ばれる覆面集団の実態については、今のところ分かっていない。移民との関係を指摘する声や『極左政党が若者を扇動しているのではないか』と極右政党が指摘する声などもある」
「デモ自体はフランス人にとっては正当な権利。ただ、それに便乗した暴動が今後起きないかどうか、政府は非常に強い警戒を示している」
▼ヨーロッパ各国で起きているデモ
フランスのデモに触発されたと言われているデモ
→イタリア、ベルギー、アルバニア
◼︎イタリア
ミラノでは18日、物価高や教育環境などに抗議するデモが行われ約2000人が参加
→店への略奪行為が起きていて警察は200人以上を拘束
◼︎ベルギー
首都ブリュッセルで17日、若者数百人がデモに参加し、教育費の上昇などに抗議
◼︎アルバニア
15日、学生ら数百人がデモを実施
▼その他の国でもデモ
◼︎スペイン
家賃高騰に伴う立ち退きで高齢女性が死亡
→8日、首都マドリードで約2万人によるデモ
◼︎ポルトガル
首都リスボンで17日、数万人が参加したとされるデモがあり物価高への抗議
海外メディアによると、これらの国に加えてギリシャ、オーストリア、ドイツでも今週さらなるデモが起きる可能性が指摘されている
続きを読む