千葉県柏市を中心に全国展開する人気ラーメン店「王道家」の名物社長・清水裕正氏に密着したドキュメンタリー番組『改めて、取材しました。』が公開された。“スパルタ指導”と令和時代の人材育成を検証していく同番組のナレーターを務めたのは、子役スクールのプロデュースや犬猫保護ハウスの経営など、様々な形で人材育成に関わっている俳優の坂上忍。清水氏の昭和的な叱咤・激励や、ホワイト化が進む現代の育成環境について、自身の経験を交えながら見解を語った。<中略>
――ハラスメントという概念すらない荒々しき時代をサバイブしてきた坂上さんは、ホワイト化する現代をどのように見ていますか?
褒めて育てる、という考え方も良いでしょう。でも社会に出ると理不尽なんてどこにでもあります。それに対応できる免疫を持って社会に飛び出すならばまだしも、それに対応できない若い子たちが多いのが気になります。僕が若かった頃は、どう考えたっておかしい理不尽が蔓延していて、それに何とか対応して次の仕事に繋げていくというサイクルがありました。そんな厳しい時代を経験してきた僕からすると、今の若い子は“可哀想だなあ”と思う事もありますね。理不尽な人に出会わない人生を送れればいいのでしょうけど、そんな確率はほぼ0に等しいですよね。
――どのような部分で可哀想だと感じますか?
パワハラという言葉に委縮して、上司にあたる目上の大人たちがきちんと若者を育てる事が出来なくなってきている。その挙句に“ホワイトハラスメント”なんて言葉まで生まれて。どうすればいいわけ!?厳しくも優しくも出来ないとなれば、待ち受けるのは放置だからです。
――上の世代だけの問題ではなくなってきますね。
上が下に対してノータッチになると、伸びる人と伸び悩む人の差が広がる。放っておいても出来るやつは稼げるけれど、大半の人は出来ない。稼げない。だから、格差が生まれる。今の若い人たちは僕の時代以上に理不尽な世界に生きる事になる気がする。それこそ可哀想。そう考えると、清水さんのように厳しく叱ってくれる昭和気質の存在も必要だよなと思ったりします。
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