6月21日、日本テレビ系で中継されたサッカー北中米ワールドカップ(W杯)の日本対チュニジア戦は、4-0で日本が勝利。ただし日本中が沸く裏では、現地中継を担当した女優・井桁弘恵(28)に賛否の声が上がっていて――。SNSで渦巻く批判の正体は何か。
初戦で強豪・オランダと引き分けた後の、第2戦となったチュニジア戦。日本では日曜日の昼どきという試合時間(13時キックオフ)も相まって、中継の平均世帯視聴率は関東地区で33.2%(平均個人視聴率22.5%、ビデオリサーチ調べ)という高数値をマークした。
スポーツ紙記者が、井桁の“スタンス”を語る。「井桁さんは、今年4月から日テレ系スポーツニュース番組『Going!Sports&News』の土曜日キャスターに就任し、W杯でも“SPキャスター”として現地入りしています。正直、井桁さんは学生時代に陸上やテニスなどのスポーツ経験者ではありますが、サッカーのイメージはない。本人もそれを自覚したうえで、SPキャスターに任命された時には “知らないことに興味を持つきっかけになったらうれしい”と意気込みを語っていました」。さて、いざ画面に映った井桁には、X上で《井桁ちゃんのナチュラルさが最高にかわいい》と癒される声が上がると同時に、《すごいですねって言葉は視聴者が言うからさぁ》《吉田麻也に対して、「いい匂いした~」だって、普通の人みたいなこと言うな》《井桁さんというより起用した制作側に責任があると思うな》と、コメントの“薄さ”にネガティブな印象を受けたという声や、起用を疑問視する意見も。
元テレビ朝日プロデューサーで、スポーツ報道にも関わってきた鎮目博道氏によれば、「インターネットや動画により、自力でいくらでもその分野の情報を集められるようになりました。つまりテレビ番組において、 “知らない人”への橋渡しという役割がもはや求められない。
橋渡しはSNSやYouTubeでこと足りるので、詳しくない人向けの番組作りには腹が立つわけです。せっかく局がお金をかけて現地から中継してくれるのであれば、まるで自分が競技場にいるかのように没頭して見たい。かつて、テレビは“一緒に盛り上がる楽しさ”を演出する媒体でもありましたが、今、テレビに求められているのは、通目線で、それ自体を理解する助けになるものなのでしょう。裏側や予測、解説などで“なるほど、なるほど”と思いたい。特に今回のW杯観戦はプラチナチケットです。そういうなかで、テレビに出ている人が“がんばれー!”と単にはしゃぐ様子が強いと、“せっかく現地に行っているのに”と、勿体なさを感じてしまう。自分以上にサッカー愛があって、知識があってほしいと思ってしまうのでしょう」。
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