伊東四朗 サウナで脱出できず感じた命の危険 赤坂の火災受け「1回、考えた方がいい」
俳優の伊東四朗(88)が、20日放送の文化放送「伊東四朗 吉田照美 親父・熱愛」(土曜後3・00)に出演し、サウナで命の危険を感じた出来事について語った。
「やはり今日の話題はサウナでしょう」と切り出した伊東。15日に東京・赤坂の個室サウナ店で客の夫婦2人が死亡した事故を念頭に置きつつ、「完全に死んだかと思いましたね。これはもうダメだと」と自身の経験を話した。
自身が組んでいたお笑いトリオ「てんぷくトリオ」時代、1960~70年代の話だという。岡山・倉敷へ仕事に行った際、ホテルに付いていたサウナ施設を利用。
「1人ずつ、1人ずつ独立する小屋があって、そこに1つずつサウナが付いてた。だから、1人なの。のんびりしようと思って入って」。仕事の疲れを癒やそうと、サウナを楽しんでいたという。
熱さに耐えられなくなって出ようとすると、おかしなことに気づいた。
「その時に、ドアが開かない。あれ?と思っても遅かったね」。赤坂の事故現場のように、ドアノブがあったわけではなく、ドアは木製ではなく、「布みたいな、ぎゅっと(生地が)詰まっているドア」だったと振り返った。
「熱でふくらみすぎたのかな?」と思いつつ、脱出方法を探したが、どうにもならなかったという。「電球のところに金具が付いてたんだよ。それを取って窓をたたいてみたけど、開かない。完全にこれはダメだ。俺、ここで死ぬのかと思ったもん」。結局、約20分、閉じ込められ、死を覚悟したことを明かした。
いちるの望みを掛けて、最後にドアへ体当たりしたという。「ホントに最後、力がないんだけど、一番残ってる最後の力で体当たりしたら、キッ…という音とともに動いてくれたんですよ。ドアが」。何とかドアが動いてくれ、外に出ることができたそうで、「とにかく1人というのは怖いね」と話した。
トークは赤坂の施設の火災の話題へ。フリーアナウンサー吉田照美が「あれはちょっと信じられないね。ドアのところの非常の電源を切ってたんでしょう?」と驚きを口にすると、伊東も「非常用だもんね」とポツリ。
「いやあ…サウナは1回、考えた方がいいと思う」と、自身の経験を踏まえて警鐘を鳴らしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eba1f50e1f6780c39340fda0bfb9027da55ff2f
