千葉県柏市にあるはずの東証スタンダードの上場企業が、まるで「消失」したかのような異常事態に陥っている。代表取締役は不在で、会社の実印も帳簿も預金通帳も行方がわからなくなっているというのだ。
8日に異例の発表をしたのは、1937年設立の昭和ホールディングス(HD)。老舗のゴム製造会社や東証グロース上場のコンテンツ事業会社などを傘下に置いていた持ち株会社だ。
開示資料によると、6月29日の株主総会で取締役候補9人のうち4人の選任議案が否決された。再任された5人のうち3人は連絡がつかず、取締役会も開けない状態に。取締役の1人が本店所在地に出向くと、あるのは看板だけで、会計帳簿などが引き継がれていないという。
総会の数日前には、昭和HDが子会社から借りた資金の担保として子会社5社分の株式を提供。すぐに担保権が行使され、5社分の株式が子会社側に移り、計6社が昭和HDの連結から外れていた。
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