1:名無しさん




鬼滅の刃は国内で揺るぎない人気を確立しているが、今後は海外での広がりが作品の成長を占う重要な要素となりそうだ。海外での上映は8月中旬からインドネシア、香港、マレーシア、タイ、ベトナムで始まり、いずれの地域でもすでに興行収入が300万ドルを突破している。さらに南北アメリカやオセアニアを含む80以上の国と地域での公開が予定されており、コロナ禍に公開された前作『無限列車編』の海外収入1億2000万ドルを上回るのはほぼ確実とみられている。

一方で、中国は特別な位置づけにある。戦闘描写などが問題視されるため「正式な」上映は認められていないが、動画サイト「bilibili」のアニメイベント「ビリビリワールド」などでは高い評価を得ており、人気の高さは証明済みだ。新海誠監督の『すずめの戸締り』(2023年公開)が興行収入8億元、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』(2024年公開)が7億9000万元を記録するなど、中国市場は日本アニメ映画にとって欠かせない存在である。もし『無限城編』が正式に公開されれば、これらの実績を超える可能性も高く、世界全体での興行収入が1000億円台に達しても不思議ではないだろう。

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