アメリカのトランプ大統領に続き30日、韓国の李在明大統領との首脳会談を終えた高市総理。31日には、中国・習近平国家主席との首脳会談を行いました。キヤノングローバル戦略研究所・峯村健司上席研究員に注目ポイントを聞きました。
きのう日韓首脳会談 峯村氏は「100点満点中85点。合格点に近い」
APEC首脳会議にあわせて、高市総理は韓国を訪問。30日に李在明大統領と首脳会談を行いました。
李大統領は高市総理に韓国のりと韓国コスメをプレゼント。高市総理は21日の就任会見で「韓国のりが大好き。韓国コスメも使っています」と発言していました。一方、高市総理からは囲碁好きで知られる李大統領に碁石などが贈られたということです。会談は当初20分の予定でしたが45分続き、終始和やかな雰囲気だったということです。
この会談について、峯村氏は「100点満点中85点。合格点に近い」と評価します。
峯村氏:李大統領はリベラルで、高市総理は保守。”水と油”のような2人なので、会談自体がうまく行かなくなるリスクがあった。そうした中で、和やかな雰囲気で行われたということで、本当に合格点だと思う。残りの15点は、「今後に期待をかけて」という意味で85点にした。
きょう日中首脳会談 「高市総理の支持率が高く、会談が行われる流れに」
31日には中国の習近平国家主席との首脳会談が行われました。中国側は、高市総理の保守的な政治姿勢を警戒しているとみられ、習主席は総理就任の祝電を送らないという異例の対応をしました。
峯村氏:「右派政権誕生」と中国メディアも盛り上がっていた。それは裏返しで高市総理に対する警戒心といえる。そのため、日中首脳会談は行われないと思っていたが、中国外務省の関係者によると、高市総理の支持率が高く長期政権になりそうだということで、会談が行われる流れになったようだ。
「握手のとき、習主席の表情に注目」
今回の会談について、峯村氏は「握手のとき、習主席の表情に注目してほしい」といいます。
2022年の岸田元総理、去年の石破前総理との首脳会談が行われたとき、習主席は笑顔をみせていました。これに対し、2014年の安倍元総理のときは終始硬い表情で握手をしていました。
峯村氏:生前の安倍元総理は「こちらが一生懸命微笑みかけても、習主席は微動だにしなかった」と語っています。ただ、2回目のときは比較的表情が和らいでいた。習主席は初対面で厳しく当たりがちで、特に保守派には厳しい。高市総理にも、おそらく安倍元総理のときのような”仏頂面攻撃”をするのではないか」
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e240f1a780cf5022b90511b09a8ac5eb1bf1e6e?page=1
