中国中部で激しい雷雨と強風が発生し、少なくとも11人が死亡、275人が負傷した。国営メディアが7日、報じた。また、南部でも大雨と洪水により4人が死亡している。各地での気象災害の発生を受け、習近平国家主席は「全力で」救助活動にあたるよう命じた。
中国国営中央テレビ(CCTV)報道によると、中部湖北省で6日、広範囲にわたって大気の状態が急激に不安定となり、激しい荒天に見舞われた。「雷雨と強風」が黄石市や黄岡市などを襲い、一部の地域では竜巻も報告されている。
中国国営の新華社通信は、7日の時点で同省の死者は11人、1人が行方不明になったと報じた。黄岡市黄州区での負傷者275人について、負傷の程度などの詳細は明らかにされていない。当局はこれまでに408人の住民を安全な場所へ避難させたという。
他方で南部の広西チワン族自治区では、台風10号(アジア名:メイサーク)による大雨と洪水でこれまでに少なくとも4人が死亡し、8人が行方不明となっている。6日夜の時点で、当局は少なくとも4万8000人の住民を避難させた。
同自治区南寧の当局は、豪雨によってダムが決壊したことを受け、洪水の警戒レベルを最高水準に引き上げた。
CCTVが共有した映像には、決壊したダムから泥水が激流となって押し寄せる様子が捉えられていた。また、同自治区の他の場所では、民家や車が一部水没している様子も確認された。
科学者らは、化石燃料の排出による地球温暖化に伴い、世界的な異常気象の規模と頻度は今後さらに増大すると警告している。
中国は世界最大の温室効果ガス排出国である一方、再生可能エネルギーの分野で世界をリードする主要国でもあり、2060年までにその巨大な経済規模でカーボンニュートラルを目指している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/201ff1a3e00c6d32b8260859dbbf2cd4296aaa2a
