SWIFTのレポートによると、5月の中国人民元の国際決済における利用額が23%減少した
— ロイエンタール新領土総督 (@6QhdTQGwiXXAlxb) July 6, 2025
5月市場シェアは2.89%に低下している
この結果は、人民元を米ドルに代わる、国際貿易と金融における通貨として確立しようと努めてきた中国政府に現実を突きつけるものだと、はっきりわかんだね pic.twitter.com/42PuOl8fQ7
ロシア経済はドル建て取引を制限されている一方、開戦から現在までの3年弱において企業部門における資金調達、家計部門における資産運用、そして対外的には貿易決済通貨として人民元の存在感が高まっていることが指摘されている。SWIFTが遮断されても、SWIFTと繋がっている中国独自の決済システムであるCIPSがダメージを限定させる緩衝材になっていると指摘されて久しい。
なお、CIPSがSWIFTと繋がっているのは、事実上の国際規格であるSWIFTに乗ることでCIPSの利用拡大を優先したと言われている。この点、中国の立ち回りは現実的でもある。
中国人民銀行(PBOC)の報告書によれば、22年時点でCIPSの取引件数は約440万件、金額にして約97兆元だったが、23年時点ではそれぞれ約661万件、約123兆元まで拡大しているという。人民元の取引網は確実に世界に拡がっている。
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