国会右傾化、各自の信念に基づき真摯な議論を 谷口将紀・東大教授
左/中/右という用語に価値判断を含めないが、今回の選挙結果が国会の右傾化を意味することは言うまでもない。ただし、その内実にはいくつかのタイプを観察することができる。
第1は、自民党議員のスタンス自体は従来と大きく変わらないものの、自民党の議席率が増えたために、議院全体として右傾化したように見えるケースである。その典型が「日本の防衛力はもっと強化すべきだ」で、自民党議員の平均値は前回衆院選(2024年)とほぼ同じだが、他党も含めた当選者全体では賛成派が大きく増えた。
第2は、自民党議員自身が右傾化した争点である。例えば、「外国人労働者の受け入れを進めるべきだ」に賛成寄りの態度を示した同党当選者は、前回の54%から今回は19%に激減した。今回初めて質問したため過去との比較はできないが、「スパイ防止法を制定すべきだ」「刑法に国旗損壊罪を創設すべきだ」への賛成派がそれぞれ89%、72%に上ったのも、恐らくこの類型だろう。
全文はこちら
https://www.asahi.com/articles/ASV2M35K7V2MUTFK00SM.html
