フランスで開催された世界3大映画祭の一つ、第79回カンヌ国際映画祭授賞式が23日(日本時間24日)に開かれ、濱口竜介監督(47)の新作『急に具合が悪くなる』で、ベルギーの女優ビルジニー・エフィラ(49)とW主演した女優でモデルの岡本多緒(41)が、そろって最優秀女優賞を受賞。
日本人女優の同賞受賞は、カンヌ映画祭の79年の歴史上で初めてとなった。
(中略)
「24日に高市早苗首相が《同作品の関係者の皆様に心よりお祝い申し上げます》と、自身のX上で岡本さんのカンヌ受賞を祝福するポストを投稿しました。《本作は、日本とフランス、ベルギー、ドイツの共同製作作品であり、多様な国のクリエイターの協働により実現した点に加え、文化庁の国際共同製作支援の助成を受けたものです》と説明。
また高市首相は《日本のコンテンツが世界と協働し、新たな価値を創造していく上で、一つのモデルになると思います》と続けていました。この投稿に対して『受賞を自分の手柄にしようとしている』として、XをはじめとするSNS上では非難の声が殺到したのです」(全国紙政治部記者)
ミュージシャンで俳優の金剛地武志(58)も、高市首相の同ツイートに対し引用ポストで《あんたカンケーないだろ?》と言及。この発言を報じたネットニュースでは、1800件以上のコメントが寄せられるなど反響を呼んでいる。
しかし、他方で高市首相を擁護する声も。
《文化庁が助成金出していたら政府関係ある》
《関係ない人が祝福したらいかんという決まりでもあるんか?》
《お前こそカンケーないんちゃうか?》
前出の全国紙政治部記者が続ける。
「今年3月に文化庁および文部科学省が国立美術館・博物館に“売上ノルマ”を課したと報じられるなど、現在、高市政権の文化政策には疑問の声が少なくありません。今回の非難の背景は、商業上の利益にならない文化は切り捨て、他方で権威ある賞には政府の関与をアピールする高市政権の姿勢に対する批判があったように思われます。
とはいえ、一国の首相が名誉ある賞を受賞した方や自国の作品に賞賛のコメントを送るのは、それ自体としてはおかしなことではないでしょう。まして作品製作に政府の助成金が関わっているのであれば、祝福コメントに対する批判はやや過剰な反応なようにも思えます」
https://news.yahoo.co.jp/articles/73dce1c01abefba7fd5818408a616e3853e30093
