10月31日午後2時ごろ、埼玉県・蕨市内の郵便局に拳銃を持った男が立てこもる事件が発生。その現場の様子を生中継していた『ゴゴスマ~GO GO!smile~』(TBS系)での、一幕が話題を呼んでいる。
各メディアによると、事件が起きたのは午後1時ごろ。埼玉県の戸田中央総合病院内で発砲があり、医師と患者の2人が負傷。発砲した80代とみられる男はその後、バイクに乗って移動したといい、午後2時ごろ、病院にほど近い蕨郵便局より「拳銃を持った男が来ている」と110番通報があった。
突如起きた立てこもり事件に、『ゴゴスマ』は放送内容を変更し、報道ヘリコプターから撮影した郵便局付近の映像をリアルタイムで実況することに。中継では、停車しているパトカーの後ろで、盾を持って待機している数人の警察官の様子が映し出されていた。
解説として元神奈川県警刑事の小川泰平氏と電話をつなぎ、事件の概要などを伝えていたが、そのなかで番組MCを務める石井亮次アナウンサー(46)が「郵便局の前にはパトカー数台が止まっています。捜査員が盾を持って身構えているという、こういう状況です」と伝えた。
すると、コメンテーターとして出演していた菊地幸夫弁護士(66)が「ちょっと」と制止し、「郵便局ですから、例えば待合コーナーにテレビがあるとかですね、もしかしたら中継(を)犯人が見てる可能性もあると思うんですよね」と指摘。
続けて「どんな様子なのかとかですね。だからそんなこともちょっと考えながら、少し放送した方がいいのかなとかですね」と提言し、
「だから特殊部隊が今来ましたとかですね、そういうことはあまり言わない方がいいのかなとかですね、ちょっとそんなことも考えたりしてます」と忠告したのだ。
その後、番組中に流れる映像はすべて過去の映像に切り替わり、中継も郵便局からやや離れた歩道にいるレポーターが、現場近くの住民の混乱ぶりを伝えるものに変更された。
番組の終盤、石井アナは「本当に周りの状況も、なかなか伝えていい部分悪い部分というのが出てきます」と締めくくると、出演していたジャーナリストの石塚元章氏(66)が同意し、こう発言した。
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