「さなえちゃんドレッシング」の女性強調に違和感… エプロン姿の高市首相、アンコンシャスバイアスでは?
高市早苗首相が「女性初の内閣総理大臣」となって2カ月。女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を破ったと歓迎する声もある一方、仮に好意的であっても「女性だから」という文脈で語られることにモヤモヤすることはないだろうか。「女性初」を強調する社会の受け止め方について、識者は「男性的な視点だ」と指摘する。(松島京太)
◆衆院議員会館の土産物コーナーで販売
「なんでもいけるわ!」
エプロン姿の高市氏とみられる女性のイラストが描かれたドレッシングが衆院議員会館の売店の土産物コーナーに売られている。商品名は「Ms.永田町ドレッシング」。売店側が「さなえちゃんドレッシング」として売り出している。
ジェンダー平等に取り組む東京大の特任研究員、福田和子氏は11月下旬にそんなドレッシングが並ぶ売り場を見かけたといい、「こんなものが売っているなんて本当にびっくりした」と振り返る。
「首相になっても『ちゃん』付けでエプロン姿で描かれる。好意的なのかもしれないが、女性の『家庭的』という一面が好印象になってしまう社会のあり方が残念だ」と疑問を呈する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/457588
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