1:名無しさん




スタジオを訪れた私たちの目の前に姿を見せたのは、全長8メートルの大きなティラノサウルス。ゆっくりと現れたその恐竜は、自らの意思でステージ上を縦横無尽に、二足歩行で徘徊(はいかい)しています。

そのとき、飼育員と思しき男性がエサを与えにきました。エサに気づいたティラノサウルスは、長く力強い尻尾を振りまわしながら機敏に男性のもとへ向かいます。おいしそうにエサを飲み込みますが、まだまだおなかが空いていたのか、その大きな口を広げ、別の飼育員らしき男性を頭からガブリ。

…と、実はこれ、ベンチャー企業・株式会社ON-ARTが企画している恐竜ライブショー「DINO-A-LIVE」(ディノアライブ)のステージなのです。恐竜の正体はとても精巧にできた恐竜型メカニカルスーツで、その中に人が入って恐竜を操っています。

「私は最近よく“sense of wonder”(何かしらのものごとに触れたときの不思議な心理・感覚を意味する)という言葉を引用しますが、人間がこの世に誕生し、何の予備知識もなくこの世を目にした瞬間というのは、きっと驚きに満ちあふれていると思うんです。

わけが分からないけど、そこに存在するものに圧倒される。あるいは、恐いけれど、また見たくなってしまう?。DINO-A-LIVEは、人間のそうした感覚を刺激するものとして提供しています」

そう話すのは、ON-ART代表取締役の金丸賀也さんです。

https://mainichi.doda.jp/article/2019/01/12/939.html