4月13日の開幕まで、1か月を切った『大阪・関西万博2025』(~10月13日)。日本国際博覧会協会は開幕までに1400万枚の入場チケットを販売することを目標に掲げているが、3月12日時点で販売枚数は約821万枚。目標の6割に届いていない状況にある。
3月17日に開かれた会見で同協会は、「教育旅行や団体旅行予約の一部として、さらに200万枚程度の販売が見込まれている」と説明。“合算すれば約1021万枚となり、2005年の愛知万博(愛・地球博)の前売り販売実績を超えた”という姿勢を示している。しかし、高齢世代からは「ネット上の購入手続きがわかりにくい」との指摘が相次いでいたり、出展する海外パビリオンの工事がいまだに終了していなかったりと不穏な話は多く、
《各企業で大阪万博のチケットのプレゼントキャンペーンをちらほら見るようになったけど、まぁいらんわな。。。。》
《(ニュース映像で)上から見ても屋根が地味で楽しそうじゃないところが、ねぇ?》
《万博の展示はきっと各社が頑張って用意したすごいものがあるんだろうと思うの。でも運営を信用できないの》
といった厳しい声が多く寄せられている。そんな先行き不安な万博だが――民放キー局関係者は言う。
「大阪・関西万博はチケットの売れ行きは絶不調と言えそうな状況ですが、運営サイドはなんとか成功させるためにテレビ各局にも協力を呼び掛けているといいます。
具体的に言うと、万博内、もしくは万博を絡めて各局に番組をやってもらうんです。万博開幕後、なるべく早い時期に万博内で公開収録などを行なうことでそれを見た視聴者に万博に興味を持ってもらい、来場につなげるということですね。現在、東京の主要民放キー局では、日本テレビとテレビ朝日がすでに公開収録の告知をしています」
日本テレビからは、2本の番組が発表されている。1つは、5月6日に公開収録される『全日本仮装大賞 グランドチャンピオン大会』。MCは未発表だが、これまでの『仮装大賞』と同じく萩本欽一(83)と香取慎吾(48)の出演が確実視されている。
もう1つは、6月1日開催の『昭和平成令和 みんなが踊りたい大ヒット曲!国民投票ベスト30(仮)』という企画。スペシャルMCの田原俊彦(64)と三代目JSOULBROTHERSの岩田剛典(36)が、万博会場を舞台に「2000人以上の方々とともに踊りまくる!」というプロジェクトで、この模様を放送すると見られる。
テレビ朝日からは4月24日、黒柳徹子(91)の人気トーク番組『徹子の部屋』の公開収録を万博会場で行なうと発表されている。対談ゲストには今回で10回目の出演となる落語家・桂文枝(81)、世界的ファッションデザイナーとして現役で活躍するコシノヒロコ氏(88)、コシノジュンコ氏(85)、コシノミチコ氏(82)のコシノ3姉妹が出演する。
■セキュリティーが厳格で「スーツケースNG」
また、TBSでは開幕に先駆けて、『世界ふしぎ発見! 春の3時間スペシャル』でなにわ男子の西畑大吾(28)、長尾謙杜(22)、大橋和也(27)の3人が「開幕間近の大阪・関西万博に世界初潜入」を行なった様子が3月22日に放送された。
「TBSでは、『世界ふしぎ発見』とは別に、万博開幕後に同地で『SASUKE』や『大晦日オールスター体育祭』のようなアスリート系の特番も検討されているようですね。そして、フジテレビからも同局の人気番組の“協力”があるのではないかと見られています。ただ、フジテレビは今、多くのスポンサー企業が撤退している状況で、不透明ではありますが……。
各局の各番組は、普段と違う場所での収録で大変ですが、局としては万博を盛り上げたい思いはあるでしょう。特別感のある企画は視聴率獲得にも期待できる。ですが、万博内での収録はレギュレーションが厳しく、“あまりにも大変”となっているんですよね……」(前出の民放キー局関係者)
多くの来場者がいて、世界の要人も来る可能性がある万博を舞台に収録するにあたり、万が一にも事故や不祥事があってはならない。セキュリティー強化のために番組収録にあたっても事細かいルールが決まっているという。
「まず、スタッフだけでなく出演する芸能人にも厳しいIDチェックがあるといいます。これが、非常に厳格で、本当に細かい個人情報まで出さないといけなくて、極めて大変だといいますね。そして、入場の際の手荷物検査も非常に厳しくて、傘とスーツケースが持ち込み禁止になっているそうなんですよ」(前同)
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https://pinzuba.news/articles/-/10159
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