元NHKのフリーアナウンサー膳場貴子は8日、MCを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に生出演。米国やイスラエルによるイラン攻撃に対して各国首脳からさまざまな反応が出る中で伝えられる高市早苗首相のリアクションについて、「それでいいのかなと、と思ってしまいます」と、疑問まじりにコメントした。
イランへの攻撃を正当化するような発言を繰り返すトランプ米大統領に対し、膳場は「各国首脳もものが言えないような状況が続いていますが、それでもいろんな反応が出ています」として、番組では各国の首脳の反応を紹介。
高市首相については、今月2日の衆院予算委員会の質疑で、今回の行為について国際法違反ではないかとの質問に「我が国として法的評価は差し控える」と答弁したことや、5日のドイツ・メルツ首相との電話会談で、民間人に犠牲が出ているとしてイランの行動を非難したと述べたことを、外務省が発表していることに触れた。
一方、「英国は、明確な意図をもってアメリカの最初の攻撃には参加しなかった。最善の策は交渉による解決」(スターマー英首相)、「軍事攻撃によるイランの体制転換にはリスクが伴う」(ドイツ・メルツ首相)、「米国とイスラエルは国際法の枠組みを超えた軍事作戦を開始しており賛成できない」(フランス・マクロン大統領)など、米国とイスラエルの行動に言及した各国首脳の声を伝えた。一方、スペインのサンチェス首相は、米国の今回の軍事行動を非難し、スペイン国内の基地を米国が使用することを禁じたため、激怒したトランプ氏がスペインとの一切の貿易を断つ意向を表明し、両国の外交問題に発展していることも報じた。
膳場は「批判すると、トランプ氏からどんな報復を受けるか、どれだけ利益を損なうかということで様子見をしている国が多い中、日本は日米首脳会談を控えているからか、この攻撃を批判しない。それどころかイランを非難するというようなことになっていますが」と指摘。「それでいいのかなと思ってしまいます」と、疑問を投げかけた。
高市首相は3月中旬に首相就任後初めて訪米し、19日(現地時間)にトランプ氏とワシントンで首脳会談を行う予定になっている。今月3日の衆院予算委員会では、この首脳会談時に、イラン攻撃をめぐり「米国の考え方を含めて、踏み込んだ話をする」と述べた。今回の攻撃は、国際法に抵触するのではないかとの指摘が、国会質疑でも再三なされているが、高市首相は「時間をいただかないと、現段階で法的評価はできない」として、明言を避けている。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202603080000370.html
