WHO、米国からの資金停止で部門半減へ…テドロス事務局長「人々が救命治療を受けられなくなる」
【ジュネーブ=船越翔】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は14日、WHO脱退を表明した米国の資金拠出停止を受け、WHOの76部門を半分以下の34部門に減らす組織再編計画を明らかにした。
エイズウイルス(HIV)や結核、マラリアなど疾病ごとに分かれていた感染症対策の部門を統合する。事業縮小や職員退職などで年末までに約1億6500万ドル(約240億円)の支出削減を図る。
テドロス氏は14日の声明で「多くの国が医療に関する混乱に直面し、人々が救命治療を受けられなくなる」と危機感を示した。米国のWHOへの資金拠出は世界最多で、2022~23年には約12億8000万ドルを提供していた。
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