住宅街の中に残る謎のハンバーガー屋の痕跡
— 隼のぶを (@HYBSNBW) June 15, 2025
兵庫県南部、加古川市内の住宅街を走っていると一件のハンバーガー屋の跡がある。
その名も「バーガーシティ」
1980年代から90年代にかけて近畿地方を中心に展開された人気チェーン店でしたが、待っていたのは悲惨な末路でした。
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同チェーンは主として近畿地方を中心に鉄道駅駅前や、テナントビル内などにおいて展開し、小面積の店舗を多数抱えて1980年代前半~半ばにかけて急成長した。
元々はフランチャイジーに対し、大手チェーン店では当時難しかった小スペースでも開業できることを謳っていたこともあり、店内が非常に狭いという店舗が多かった。 接客カウンター部が5坪あるかないかというような店もあったなど、多くの店舗が実質テイクアウト専門に近い形態で営業していた。
マクドナルドやロッテリア、モスバーガーなど大手チェーン店がハンバーガーを1個200円で販売していた時代に、同1個100円という超格安で販売したことで更なる注目を集め、全盛期には「百円満点、バーガーシティ」というキャッチフレーズを入れたテレビCMも積極的に放映していた。
しかし、1990年代に入り、大手ハンバーガーチェーン店(特にマクドナルド)がミニ店舗(主にスーパー店内)やロードサイド店舗を積極的に出店するようになったことや、コンビニエンスストアとの競合激化、さらには円高・デフレによる大手の値下げ攻勢などで、逆にバーガーシティのハンバーガーが割高となるなど、価格・サービス面で大手に対抗できなくなり経営が悪化、1998年(平成10年)、倒産に至った。補償金の返金もなく、加盟店からは「夜逃げだ」と非難の声も相次いだという[1][2]。
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