1:名無しさん




食品サンプルは歴史的には日本の大阪でビジネス化され、100年くらいといわれていますが、その素材は40年ほど前までは蝋や寒天といった自然のモノを使用して作られていました。

しかし、当時先進国となったばかりの日本では電化製品が発達したことにより、徐々にスポットライトが仕込まれたショーケースが次々と飲食店に導入される事になるのです。その為、ショーケースの中は高温となり、中の食品サンプルが溶け出してしまうという危機的状況に。そこで、各食品サンプル会社は独自に樹脂を用いた作り方を研究し現在の塩化ビニール、シリコン、レジンなどの化学樹脂を使用した溶けない、耐久性の高いものへ発展させたのです。 ​

​今尚、食品サンプルがあることは職人たちの努力によるものが大きく、もし諦めていたら皆様が見ている今の食品サンプルは歴史上消えていたかもしれません。一度消えた文化を復興させるのはとても難しい作業です。それは記憶をたどることから始めなければならないからです。

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