全国的に暑かった今年の夏。秋にかけても、厳しい残暑がまだまだ続きそうです。
そんな中、売上をぐんぐん伸ばしている便利アイテムに注目。売れているのには、アッと驚く理由がありました。
「溶けない氷」でクールダウン!最先端素材のひんやりグッズ
「マジックアイス.28」(2948円~)は、首元をひやしてクールダウンできるひんやりグッズ。
太い血管のある首を直接冷やし血液の温度を下げることで、熱中症対策にもなります。今年4~7月の間に、すでに10万個を販売している大ヒット商品です。
ヒットの秘密は、NASAが宇宙飛行士を保護するために開発した「PCM」という最先端の素材にあります。
周囲の温度が上昇しても一定の温度を保つことができる素材で、これを製品に転換したのが「マジックアイス.28」なのです。
通常、氷は0℃以上で溶けてしまいますが「マジックアイス.28」は簡単には溶けません。普通の氷とは異なり、28℃以下で個体に戻る性質があります。
個体の状態であればひんやりを実感できるのだとか。
液体状の「マジックアイス.28」を冷房が効いた22℃の部屋に置いておくと、およそ2時間半後にはカチカチに。炎天下でも、2時間程度はひんやり感をキープできます。
溶けても冷蔵庫などで簡単に固めることができ、繰り返し使えるのもポイントです。
殺虫剤や電池を使わず虫よけ!?インパクト抜群の「おにやんま君」
国内最大級のトンボであるオニヤンマを模した、見た目のインパクトも抜群の「おにやんま君」(1430円)。一見おもちゃのようですが…
帽子やカバン、洋服につけるだけで「虫よけができる」とSNSなどで話題になり、品薄が続いています。
オニヤンマはほかの昆虫を素早いスピードで追いかけ捕食する獰猛な性格を持っており、ハチやアブなども怖がって周りに寄ってこないのだとか。
薬品や電池を使わず、虫たちの生態を利用した新発想の虫よけアイテムがこの「おにやんま君」。
開発者の甲田和志さんが釣りに出かけた際、地元の人が虫よけのため、帽子にオニヤンマを模した黄色と黒のロープを付けているのを見たことが商品化のきっかけになったそう。
約4年前に、見た目も大きさもリアルに作った「おにやんま君」を誕生させました。
発売した当初は効果について半信半疑の声が多かったそうですが、口コミやSNSで評判が広まり、今や1日に1000~2000個作ってもすぐに売れてしまうほどの人気ぶり。
身につけるだけでなく網戸に取り付けるのも効果的。虫が気になるこの季節に大活躍しそうです。
工場の「厄介モノ」が一転してヒット商品に!?「今治のホコリ」
キャンプで大活躍しそうな、カラフルでかわいい着火剤「今治のホコリ」(1個550円)が話題になっています。
実はこの商品、愛媛県今治市の特産品「今治タオル」を乾燥させる過程でフィルターに付着する、綿のようなホコリを利用したもの。タオルは染めてから乾燥させるため、ホコリもカラフルに仕上がります。
機械のショートなどで燃えやすく、工場では火災の原因にもなる「厄介モノ」であったホコリ。燃えやすい特性を逆手に取り、着火剤として商品化したところ、カラフルな見た目も相まってヒットに繋がりました。
これまでは120リットルのゴミ袋2袋分のホコリを、毎日のように廃棄していたそう。そのホコリを活用しているという点で、地球環境に優しいサステナブル商品ともいえそうです。
東海テレビ「スイッチ!」8月4日放送から
https://www.tokai-tv.com/tokainews/feature/article_20220907_21593
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