ドイツが主力戦車「レオパルト2」のウクライナ支援を決定したが、その過程で混乱した歩みを見せ、周辺国の信頼が揺るいだ結果、欧州の防衛市場で韓国の立地が強くなっているとの見方が米政治専門紙から出ている。
聯合ニュースは31日、米フォリンポリシー(FP)の30日(現地時間)報道を引用し、このように報じた。
FPはドイツが長い言い訳の末に戦車支援に同意したが、レオパルト2を陸軍の主力兵器としている欧州諸国は、ロシアの脅威に対抗する上で本当にドイツ製戦車に頼っても良いのか疑問を抱き、代替案を探し始めていると伝えた。
レオパルト2戦車は現在、北大西洋条約機構(NATO)陸軍の主力戦車で、欧州各国で2千台以上が運用されており、ドイツは長い間周辺国に武器供給者の役割を果たしてきたが、これに対する信頼が揺らいでいるということだと聯合は説明している。
FPは欧州地域の安全保障リーダーとして、ドイツの信頼が揺れている間、韓国がその隙を縫って、欧州の防衛市場を急速に浸食していると報じた。
最初に韓国製兵器を採用したのポーランドだ。ポーランドは韓国のK2(黒豹)戦車1千台とK9自走砲672門の購入契約を締結した国だ。
FPはK2戦車について、レオパルト2の模造であるとの視点も一部あるが、欧州の最高レベルの戦車と同様の性能を備えており、レオパルト2と競争するテストでも良い性能を見せたと伝えた。
FPは韓国製戦車など武器の長所として技術移転によるローカライゼーションと優れた生産能力、防衛産業の育成に対する政府の強力な意志などを挙げた。
ポーランドに輸出されるK2戦車1千台の場合、最初の180台は韓国で生産されるが、820台は2026年までポーランドに生産施設を備え、ローカライズモデル(K2PL)で生産される。
そのため、ポーランドの立場からすれば、韓国との大規模契約はドイツを選ぶ場合よりもはるかに早く戦車を確保することができ、さらに技術移転を通じて国内防衛産業を育成しようとするポーランドの要求まで満たすという利点があるとFPは分析した。
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