世界的な景気の低迷で半導体業界が史上最悪の寒波を迎える中で、特にメモリーにとって「真冬」が相当長期化するとの憂慮が高まっている。需要の回復は当面見込めず、減産以外に市場正常化は見込めないといった悲観的な声が上がる。
半導体や投資の業界関係者によると、半導体メモリーのDRAM製品の在庫は昨年末時点で推定13~20週間分。通常は3~4週間であるため、相当な供給過剰だ。
これに伴い、製品価格も下落している。市場調査会社トレンドフォースによると、先月末のパソコン用DRAM汎用製品の価格は前月比18.1%落ち込み、史上初めて1ドル台に下落した。更に下落傾向は続くと見られている。
業界では在庫処分に全力を尽くしているが、市場が低迷しているだけに容易ではない。
サムスン電子の場合、昨年第4四半期(10~12月)末現在の在庫資産は52兆1879億ウォン(1ウォン=約0.1円)と、前四半期から兆ウォン程度減った。ただ、SKハイニックスは同期間に14兆6650億ウォンから15兆6330億ウォンへ微増、マイクロンは昨年12月1日現在の在庫資産は83億5900万ドルあり、3カ月で25.5%増えた。
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https://www.afpbb.com/articles/-/3450416