来年3月に開業予定の日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」
これから冬を迎える北海道に、大変貌を遂げつつある「まち」がある。札幌に隣接する北広島市だ。人口約5万7000人。全国的にはほぼ無名の札幌郊外のベッドタウンである。この街に来年3月、日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が開業する。球場の周辺一帯は「北海道ボールパークFビレッジ(以下ボールパーク)」(敷地面積32ヘクタール)として整備され、新たな世界が形成されようとしている。新球場を巡ってはファウルゾーンをめぐる問題が浮上しているが、来春までには収束するだろう。新たな北海道のシンボルを誘致したまちの現状を取材した。<中略>
実は、北広島市は2022年の地価調査(基準地価)で、地価上昇率が住宅地、商業地ともに日本一となった。住宅地では共栄町4丁目の上昇率が29.2%にも達している。ボールパーク建設、開業への期待感が地価を吊り上げているのだ。それでも1平方メートル当たりでは3万8500円。道内の住宅地でもっとも高い札幌市中央区宮ヶ丘2丁目は35万5000円だから、ほぼ十分の一の水準と、まだお手頃である。<中略>
駅までの道の途中、アパートの駐車場に道外ナンバーのクルマが何台も駐車されていた。「千葉」「湘南」「横浜」「八王子」の文字が確認できた。そう、この北の街は最近移住者が増えているのだ。最近のデータを確認すると、人口は平成19年の6万987人がピークで、直近(令和4年10月末)は5万7470人と減っているが、平成28年以降は6年連続で転入超過(社会増)となっている。市の関係者によると、比較的若い世代の移住者が増えているとのことだ。
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