これは一旦「朝日新聞」という先入観なしにぜひ読んで欲しい記事。震災報道によってメディア不信に陥ってしまった被災者の言葉が記者に突き刺さっている。
— 井上リサ (@JPN_LISA) September 10, 2025
「今さら騒いでほしいの?」 女川原発の取材で問われ、気づいたこと:朝日新聞 https://t.co/xwIAOqYm1u #
「今さら騒いでほしいの?」 女川原発の取材で問われ、気づいたこと
赴任して1カ月が経つ頃、原発の再稼働に向けた取材の一環で、原発近くに住む50代の女性に出会った。「きっと、再稼働するのは不安なんじゃないかな」。そう思い、震災当時の話を聞いた後で「女川原発の再稼働についてどう思いますか」と尋ねた。
ところが、女性の答えは「特に何も思わない」。私は「でも、不安とかないですか」と重ねて聞いた。すると、女性は「今さら、我々市民にもっと騒いでほしいわけ?」と言った。
言葉が出なかった。話を聞くはずが、自分の気持ちを押し付けるような質問をしてしまった情けなさに顔が熱くなった。
聞けば、女性のマスコミに対する憤りは震災のときから芽生えていた。震災直後、避難所生活を送る中で、東京電力福島第一原発の事故のニュースばかりだと感じた。周辺の被害はどうなっているのか、どこに行けば食料が手に入るのか、今、知りたい情報を伝えてくれるメディアはなかったという。
https://www.asahi.com/articles/AST912134T91UNHB003M.html
