2019年の初夏の頃、カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会に臨む日本代表のトライアウトに足を運ぶと、参加者リストにあったヤングリーグ「全播磨硬式野球団」の選手の名前に目が止まった。
捕手・關口赤彗星――。
1979年から放映されたアニメ『機動戦士ガンダム』を愛するファンなら、主人公であるアムロ・レイの仇敵で、“赤い彗星”の異名を持つ「シャア」の名が浮かぶかもしれない。実際、名前の横に記されていた読み仮名も「せきぐち・しゃあ」だ。しかし、ガンダムに馴染みのない人にはとても連想できる読みではなく、いわゆるキラキラネームと受け止められてしかたないだろう。<中略>
赤彗星くんの父である關口唯(ゆい)さんは、1978年生まれの44歳だ。結婚後、二女二男を授かり、この日、長女が成人式を迎えたという。
「長女は『光宇宙』と書いて、『ララァ』と読みます。18歳の次女は、『風光雲』で『フラウ』、そして16歳の長男が『シャア』です。みんなガンダムの登場キャラクターから名付けました。趣味の競馬などでも、自分は血統などを没頭して調べたくなってしまうたちなんです。ファーストガンダム世代は自分より数世代上になりますが、再放送を見ていてむちゃくちゃ好きになった。ちょうど関連書などを読みあさっていた時期に子供たちが生まれ、名前の由来としました。長男の8年後に生まれた次男にも青い巨星の異名を持つランバ・ラルから、『青巨星』と書いて『ランバ』と名付けましたが、残念ながら生後3か月で亡くなってしまいました」
全文はこちら
https://www.news-postseven.com/archives/20230330_1855329.html?DETAIL
https://www.news-postseven.com/archives/20230330_1855332.html?DETAIL


