米国で庭師として働いていたダグ・コイルさん(68)が電気自動車(EV)メーカーのテスラへの投資を始めたのは2012年のことだった。当時は有名ではなかったイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)について耳にしたことがきっかけだ。
それから10年間に10万ドル(約1300万円)をテスラ株につぎ込んだ結果、コイルさんのテスラ株投資の価値は21年11月のピークに約300万ドルに膨らんだ。
しかし、新型コロナウイルス禍のハイテクバブルがはじけ始め、テスラ株は急落。コイルさんは息子に売るよう勧められた。しかし、コイルさんがテスラの長期的な潜在力を信じて同社株を保有し続けた結果、約150万ドル(約2億円)の含み益を失った。
マスク氏を長年にわたり支持してきたテスラ株投資家は、容赦ない株価急落に見舞われている。
10年にわたる株価上昇を受け、同社の時価総額は一時1兆ドルを突破し、マスク氏は世界一の富豪となったものの、昨年は金利上昇がハイテク株に打撃を与え、米国株の強気相場が終了する中、テスラ株は65%下落した。
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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-13/ROENFMT0AFB401