世界が注目する「宇治茶」。産地である宇治の街はどうなっているのか取材しました。
京都・宇治市。真夏の熱気に包まれる中、宇治の街には多くの外国人の姿が。
(香港から)「おいしい食べ物を楽しみに日本に来ました。例えばきょうなら抹茶です。おいしい。甘い」
(アメリカから)「これは抹茶パウダーです。抹茶が大好き。抗酸化作用もあるし、食物繊維も豊富で、美容にいいから」
(アメリカから)「彼女は大きなスーツケースを持っているけど、もう抹茶でパンパンになっています」
外国人観光客の間ですっかり定着したと言える「MATCHAブーム」。ところが、いまこのブームはさらなる進化を遂げていたのです。
京都府和束町。全国有数の宇治茶の産地です。近年、外国人観光客が単なる抹茶に飽き足らず、ブランド品として有名な「宇治茶」を求め、やってくるようになったといいます。
「MATCHAブーム」から「UJICHAブーム」へと変化していたのです。40年以上、宇治茶の生産に携わっている上嶋さんは…
(上嶋伯協さん)「うちのホームページ見て来る人は圧倒的に外国人が多い。(視察に)13組くらいは来たかな。これから抹茶のお店を開きたいとか抹茶の仕入れをする人が」
こうしたUJICHAブームはいま確実に広がりを見せています。
宇治茶の入札販売会。良質な茶を求める業者が香りや品質を念入りに確認します。実は7月末、JA全農京都では「一番茶」つまり最初に摘まれた宇治茶の取引額が40億円を超えたのです。市場開設から50年、初めての快挙だといいます。
(JA全農京都・茶業市場 豊田博之課長)「茶商さんがインバウンドと海外輸出面で求めているのが抹茶で、積極的に買ってくれている。今年は豊作だったうえ単価も良かったので、ちょっと沸き立つような」
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