
「弊社ツボヨネは創業以来皆様より格別のご厚情を賜り今日まで存続してまいりましたが諸般の事情により、来る2023年3月末をもちまして廃業いたすことになりました。 ホームページ及びSNSも1月末をもちまして終了させて頂きます。皆様の長年に渡る並々ならぬご愛顧に心から感謝申し上げます」
Twitterで廃業を報告したのは、小学校の図画工作の時間や中学校の美術の授業でおなじみの筆洗バケツやパレット、ミッキーナイフなどを製造していた文具メーカー株式会社坪米製作所(大阪市生野区)。惜しむ声が次々と寄せられ、WEBでは急遽在庫の追加販売がおこなわれています。
少子化問題、後継者不在が廃業の決め手
同社の創業は1949年(昭和24年)。金属製の2つ折れナイフの製造から始まり、鉛筆削り用の小型ナイフ「ミッキーナイフ」や黄色の筆洗いバケツ、水彩絵の具用パレットなど、子どもたちの学校生活で欠かせない文具用品を作ってきました。
担当者に話を伺ったところ、高度経済成長が会社の成長時期と重なり、業績好調でしたが、近年は子どもの数の減少や原材料の高騰で苦境に。「続けることもできますが、これから先、業績が回復するかというと期待できず、後継者もおりません。今が会社を畳むタイミングだと決断しました」と廃業の理由を説明してくれました。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/fceae1126c2a711e69acf9fc0319cd47e7a8c11e



