1:名無しさん


 「60キロ当たり2万3000円は必要」。県内のある生産者が安定生産を続けられると考える概算金の目安だ。店頭価格は5キロ当たり3000~3500円ほどになる。

 JAなどの集荷業者が生産者に仮払いする「概算金」は、その年のコメ相場を測る先行指標となり、集荷業者が卸・小売業者に売る際の「相対取引価格」、消費者が実際に購入する「店頭価格」にも影響する。

 農業法人「Farm-K」(伊佐市)の亀割浩介社長(49)は「コメ単作では利益が残らない」と実情を語る。自社で手がける30ヘクタールのほかに、離農者などから預かる35ヘクタールの作業を受託。そこから得られる収入があるため「何とか経営を続けられている」。

 ここ数年で、肥料代や農機の購入費が値上がりした。原料を海外産に頼る肥料は3割ほど上昇。農機はトラクターが1台約1500万円、コンバインは約2000万円と高額だ。購入費の助成制度を利用しても6割ほどは自費になるという。所有する農機のメンテナンス費用も年間で600万円ほどかかり経営を圧迫する。「コメの再生産ができ、後継者育成にもつながる価格で売れればありがたい」

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