次々と牛を襲い包囲網すり抜ける”忍者グマ”「OSO18」 実は普通のクマだった? 冬眠明けの2月末から本格追跡へ 北海道
北海道で乳牛を次々と襲い「巨大グマ」「忍者グマ」などと恐れられているOSO18。その捕まらない原因の一つが”過剰なイメージ像”にあった可能性が浮上してきました。〈中略〉
説明会では、調査にあたっているNPO法人 南知床・ヒグマ情報センターの藤本靖理事長から、OSO18は ▼約2メートル ▼体重220キロから320キロほど ▼前足の幅は16センチから17センチと、一般的なヒグマの成獣と変わらない大きさであることが報告されました。
OSO18は、牛がどこにいるのか判断して行動したり、人の気配にとても敏感であるとされてきましたが、藤本理事長は「OSO18は、いい思いをしたところばかり歩いている。初めての場所で牛を襲うのではなく、過去の現場の隣などを歩いているだけ」と分析。行動パターンや獲物に対する執着心は「普通のクマと変わらない」としました。
そのうえで藤本理事長は「”巨大グマ”とか”忍者グマ”という認識が一人歩きしているが、特徴としてはOSO18は”普通のクマ”だ。そのため目撃されてもOSO18だと分からないこともあった」と、捕獲されないまま今日に至った理由を指摘。
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