GW中の旅行で地方の路線バスで交通系ICカードが使えず不便だなぁって思ってるかも知れないけど仕方ないんです。車両に設置する機器だけでなく本社や営業所にも機器設置が必要で900台の機器を更新するのに約12億円必要だった例もある。地方の零細会社が交通系ICカードを導入するのは大変なんです。 pic.twitter.com/GqCFLE31PR
— 商用車メーカーの中の人 (@trucknakanohito) April 30, 2025
熊本県バス協会等(鉄道18駅8編成、バス約1000台)が導入済の地域独自カード「くまモンのIC CARD(熊本地域振興ICカード)」に、2016年3月に10カードの片利用を導入した際の費用は約8億円(熊本県バス協会)に上る。また、その前年には、「でんでんnimoca(ニモカ)」という10カード相互利用が可能なカードを導入済みの熊本市電で、くまモンのIC CARDを使えるようにする事業を、市電を運行する熊本市交通局が1.68億円かけ行っている。
同じく地域独自カード「IruCa(イルカ)」が導入済みの高松琴平電気鉄道(琴電)は、2018年3月3日からバスを除く琴平線・長尾線・志度線の合計52駅で10カードの片利用を開始するが、その総事業費は8.37億円だ。この数字は他メディアの報道によるものだが、琴電に確認したところ、「公式に発表した数字ではないが、誤りではない」との回答を得た。ちなみに、総事業費のうち、国が3分の1を助成するほか、県や沿線自治体も支援する。
https://toyokeizai.net/articles/-/213356?page=3