ヨーロッパで新型コロナ感染が急拡大している国が多く、WHOは「ヨーロッパがパンデミックの震源地に戻ってきた」と危機感をあらわにしています。
パンデミック初期の頃は“コロナ対策の優等生”と評されていたドイツ。夏場は抑え込んでいた感染者数が、10月半ばから急増。現在は過去最悪の感染状況となっています。
このままだと、2年連続でクリスマスマーケットが開催できない事態になりかねません。
ジャーナリスト、カトリン・ヒスキーさん:「ドイツでは、若者を中心に接種が進まないことが問題になっています。接種をしていない人たちの間で感染が広がっています」
ワクチン接種率が6割を超えてから伸び悩む、いわゆる“7割の壁”。それでも経済再開を急いだ結果、接種率の低い若者の間で感染が拡大しました。
-中略-
ドイツに限らず、ヨーロッパ各地で感染拡大が広がっています。オランダでは再びマスクが義務化され、オーストリアでは6日、過去最多9943人の感染が確認されました。
イギリスでは、先月4日~31日の感染者の4割が子どもです。状況は改善されつつあるものの、子どもたちへの接種が遅れたことが、今になって数字に表れ始めています。
そして今、かつてないほど深刻なのがロシアです。9月から増加に転じた感染者数は、この2カ月で2倍になりました。
9日間“働かない日”というミニロックダウンを実施してはみたものの、改善の兆しは見えません。それにもかかわらず、8日からほぼ全ての経済活動を再開させました。6日の感染者は過去最多の4万人です。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/a865da57bd7c912c3ffee581320478f0fa458c70