1:名無しさん




 コンビニの商品で「汁物」は、持ち帰る時に汁がこぼれてしまったり、麺が伸びてしまったりというデメリットがあるので、これまではメニューになっていても満足なものではありませんでした。

 「なんとか美味しい汁物メニューを実現させたい!」という想いで、とある材料にスポットがあたりました。その材料がコンビニ業界に革命を起こしたといっても過言ではありません。

 その材料こそが「ゼラチン」です。

 お菓子の材料としても使われるゼラチンが、なぜ汁物に活用されるのでしょうか?

 ゼラチンは、冷えるとゼリー状に固まりますが、お湯などで温めると溶けて液状になる、という性質があります。この性質を利用して、麺や具とは別に、スープだけをゼラチンで固めてパッケージします。これを電子レンジで温めると、ゼラチンが溶けてスープになるんです。なるほど! すると、商品を持ち帰る際に汁がこぼれることもなくなり、麺も伸びません。さらに、ゼラチンは、丼モノのダシを固めたり、パスタのソースを固めたりすることもできるので、おかげで、コンビニ弁当のメニューが飛躍的に増えたのです。

https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16nv/040100005/082100034/