首相、衆院選惨敗を党の責任にすり替え 政策を争点としなかった戦略ミスの反省みられず
私事で恐縮だが、筆者が社会部から異動となり、政治部へと着任したのは26年前の平成10年7月12日、参院選の投開票日だった。その日の深夜か翌未明に、当時の橋本龍太郎首相(自民党総裁)が次のように述べて、敗戦の責任を取って辞任を表明した。
「全てをひっくるめて私自身の責任だ。力不足。それ以上に言うことはない」
参院選で自民は16議席減らしたが、44議席を獲得した。しかも参院選は、政権選択選挙といわれる衆院選とは位置付けが異なる。にもかかわらずの橋本氏の引責辞任に、政治家、なかんずくリーダーの身の処し方、潔さというものを考えさせられたのだった。
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https://www.sankei.com/article/20241031-C5A4Z42JZRJN7KN44VVPHMJ76Y/