(CNN) バイデン大統領とトランプ前米大統領との討論会では、幅広いトピックについて議論が交わされた。
トランプ氏は、バイデン氏在任中の雇用増加はすべてコロナのパンデミック(世界的大流行)によるロックダウンからの「回復」によるものだと主張した。ただし、増加した雇用はすべて「回復」による雇用というわけではなく、人々がみな以前の仕事に戻ったわけではない。
両氏はインフレについて非難の応酬を繰り広げた。バイデン氏は自分が引き継いだ経済に一因があると批判した。これに対しトランプ氏は、バイデン氏が就任した当時、「ほとんどインフレはなかった」と反論した。
トランプ氏は、バイデン氏が実行したアフガニスタンからの米軍撤退を「わが国史上最も恥ずべき日」と断じた。<中略>
討論会を終え、民主党議員らは、バイデン氏の討論会でのパフォーマンスに絶望している。一部ではバイデン氏が党の候補者であり続けるべきかどうかという疑問が生じたほどだ。
バイデンは口を開けて何かをじっと見つめるような表情でステージに登場した。口調は途切れ途切れで、時折、考えを最後まで言い終えるのに苦労しているように見えた。民主党が優位に立っている中絶などの問題では譲歩する場面もみられた。
10年以上にわたりあらゆるレベルの選挙活動に携わってきたある人物は「バイデン氏が我々の候補者であるべきだと主張するのは難しい」と漏らした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2736582f260512f56baddc37a797335598a6e364