2021.10.11(Mon)
岩崎 正範
〝仰天ネタ〟とはまさにこのこと!? 野球、芸能の裏ネタからプロレス、宇宙人と徹底した娯楽路線を貫いてきた異色の夕刊紙「東京スポーツ」が新たな挑戦で注目を集めている。いつもの記事でナニかやらかしたわけではない。このほど「東スポ餃子」なる商品を開発、今秋から業務用として販売を始めている。
いくらなんでも新聞社が餃子をわざわざ販売するとはビックリだろう。当初は何かのプロモーションかジョーク、はたまた自社ネタで〝誤報〟を犯したかと思ったが、失礼ながら大マジメな話だった。
編集局長が自ら企画
今回の企画を立ち上げたのは平鍋幸治・東スポ取締役編集局長。大の阪神ファンで目下、ペナントレースの行方が気になって仕方ない身だが、餃子販売の話になると態度は激変。〝言い分〟を聞いてみた。
「まず、コロナ禍で世の中全体が意気消沈してます。で、これまで東スポは紙面で読者を元気にしてきましたが、今はもうそれだけじゃ足りない。元々、元気の源はやはり〝食〟で、おいしいものを食べたら元気になるし、幸せな気分になる。だからスタミナ満点でおいしい餃子を作って売ろうと思いついたんですよ(笑)
1日汗かいて働いて仕事終わりに東スポ買って競馬の予想したり、記事を読んで笑ったりとそんなサラリーマンの情景を想像したらビールに餃子が一番!と自然に思い浮かんだというわけです(笑)」
さらに話は熱くなり「みなさん、新聞社が餃子を売るなんてけしからん、ふざけるなと思う人がいるかもしれませんが、こっちは本気です!餃子を売ってる新聞社、実に東スポらしいと自負しています!誰もどこもやってないことをやる! 紙、ウェブだけでやっていける時代でもないんです!」と力説。
そして「餃子は試行錯誤を繰り返して作りました。味には絶対の自信があります!年商1億円、本気です!ぜひお買い求めください!」。最後は火が出てくるのではと思うくらいの鼻息の荒さ。そのまま餃子も焼けそうな迫力だった。
国産の豚・野菜、青森産にんにくを使用
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://maidonanews.jp/article/14457786