インドでは勝手に死亡届を出されて財産を“相続”されてしまい、行政に取り消しを拒まれ裁判による救済すらまともに受けられなくなる状況に陥るケースがあり「存命死者協会」という支援団体まであるそうだ。 https://t.co/FfvBbtFKox
— oekakimaestro@家庭教師・塾講師・勉強会のお仕事承ります (@oekakimaestro) August 1, 2025
ラムジャナム・マウリヤ(Ramjanam Mauriya)さん(65)はここ2年ほど、自分が幽霊ではなく生きていることを証明するために書類の山を抱えて、インド北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州アーザムガル(Azamgarh)の裁判所を数えきれないほど訪れている。マウリヤさんはAFPに「もどかしい。生きているのに、死んでいると言われるなんて」と話した。
ウッタルプラデシュ州には土地の所有権を狙った、たちの悪い身内の策略で戸籍上、死んだことにされてしまった人たちが数百人いる。マウリヤさんもその1人だ。先祖代々の土地の相続分を増やしたいがために、役人に賄賂を贈って、自分を死亡したことにしたのは実の兄だと疑っている。
きょうだいだけではない。いとこやおい、時には自分の息子までもが、役人に賄賂を渡して記録を改ざんさせたり、破棄させたりしている。こうした事例のほぼ全てがウッタルプラデシュ州で起きている。インドの州の中で最も人口が多く、汚職や犯罪が深刻なことでも知られる。とりわけ、州都ラクナウ(Lucknow)の東約300キロにあるアーザムガルでは、ここ数十年で土地の争奪戦が激しくなっており、こうした戸籍抹消の中心地となっている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3057099