「日本人の寿司職人は海外で引くてあまた」とか、「アメリカで寿司職人をやると年収1千万」とか、いろんな話をTwitterで目にするので、僕の知ってることを書いてみる。最初に言うが全て店によるし人による。寿司屋と言っても日本レベルの超高級店からよだれ垂らしたアホが握ってる店までいろいろある。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
まず、アメリカで寿司職人は仕事に困らないってのは本当。ロールが巻ければ仕事はある。カリフォルニアロールを巻くのなんて簡単。サルでも出来る。誰もサルは雇わないからサルの職人を見ないだけ。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
あと学歴も関係ない。ゲイでもレズでも全身タトゥーでも毎日マリファナ吸っててもアル中でもアメリカ人じゃなくても、ビザさえあればどこの移民でも関係ない。ヲタクもマッチョもイケメンもケツプリ女子もいる。仕事ができればバカにされない。英語は意思疎通が出来ればいい。わかりやすい実力社会。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
肝心の給料だけど、初心者は最低賃金からスタートが普通。仕事が早くなれば上がる。ダメならずっと裏で仕込み。この時点で辞める奴にはこの先も仕事は無い。頭を使って雑用をこなす、英語を話せる移民が皿洗いから料理長まで行くとかよくある。日本人オーナーが1番信頼しているのがメキシコ人とかね。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
仕込みといっても日本の寿司屋のような技術のいるものではなく、新人はアボカドの皮剥きや、カニカマにマヨネーズ混ぜたり、マグロの中落ちをスプーンでこすり取るなど。小さな店では1人の職人が全てやる。店の規模が大きければ役割分担は細かくなる。店が大きくて有名なら給料が良いとは限らない。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
店によるけど、この作業を覚えてロールを早く巻けるようになれば給料も上がる。1分間でロール100本巻けるシェフと20本しか巻けないシェフと、どちらが店に利益を出せるかって話。最近はロボットもよく見る。文句も言わないし休まない。仕事中にコカイン吸わないしチンコも触らない。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
ロールが巻けるようになったら握り。10年やっても小学生の粘土細工かよってレベルのシェフがゴロゴロいる。大衆店だとシェフが10人いたとして、まともに握りが出来るのはたぶん半分もいない。客のオーダーも7、8割ロール。店によっては全部ロール。平均してレベルは低い。客のレベルも低い。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
握りと刺身はある程度包丁の技術がいるし、段取りがちゃんと出来てないと次から次へと来るオーダーをこなせない。握り、さしみ、ロール全部出来てやっと1人前。ここくらいで時給払いから固定給にするかどうかって話が出て来る。チップも良い店だと1日$100以上なんてとこもある。勝負はここから。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
アメリカは国民皆保険は無い。でも飲食店は健康保険がつかないとか、401Kなにそれ?みたいな個人経営の会社が多い。ここはめんどくさいから省くけど、このベネフィットと安定を求めてホテルや母体の大きな会社に勤める寿司シェフも多い。ヒラなら給料そこそこのサラリーマン。休みもちゃんともらえる。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
有名店で働きだすシェフもいる。履歴書にハクをつけるために数年働く人も多い。ここでレシピを覚えて次の店に良い条件で雇ってもらうとか、独立したときにそれが売りになったりする。働きたいシェフが多いからザコは給料安い。それでも後々のキャリアのために真面目に働く外国人のシェフはたくさんいる…
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
飲食でそこそこ良いお金を貰うには料理長、マネージャー、鮨板長など、役職に就かないと難しい。チップがいっぱいもらえる店もあるけど、これは店と人によるとしか言えない。売上の何パーよこせ、みたいな契約で店を任される人とか、決まった上納金納めたらあとは自由とか、ほんと色々。車もらうとか。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
店の花板になると「オレと店出そうぜ」みたいなおっさんが現れることもある。でも具体的に話が進む事はめったにない。今の為替レートで計算したら役職なしのシェフでも仕事できる人は日本円で1千万行く人もちらほらいるはずだからネットの情報はそこまで間違ってないかな。10万ドルではない。念の為。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
よく聞く話だと、ユダヤ系のお金持ちがニューヨークで本格的な高級店をやるために銀座の一流寿司職人を引っ張って来て、「キミの好きにやってくれ。年収2千万でええけ?」とか。このレベルだと全てに目が届きハイレベルでやれるガチの職人。夢のある話を掴むのはやはり本物の寿司職人ですね。おしまい
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
アメリカで年収 1千万で生活できます?
— コング (@kong_on) May 31, 2025
日本の中古車走行距離すごくても300万円くらいするし(車の保険代もすごいし)家賃も一軒家だと月50万円〜会社補助がないと無理やろ!と思うレベルやし。アパート暮らしが前提、医療保険ナシ、独身の方が多いんでしょうか?
田舎なら生活できます。都会でも独身ならちょっと治安が悪い所でも平気ですしやりようによってお金はセーブ出来ます。役職のないシェフだと住む地域のせいぜい平均年収くらいだと思います。現実はネットで騒がれているような夢のある話ではないです。
— すけちゃん (@AgingAnarchist) May 31, 2025
とりあえずそこそこの有名店で20年ぐらい勤めてたら誰でも無双できそう
— ゴリゴリ (@ssHgK2o5ntGGUkf) June 1, 2025
というか、アメリカの物価で年収1千万円って貧困層なんじゃあるまいか…😥
— ポプリン✂️3つ目の分霊箱 (@avatorOfPoplin3) May 31, 2025
現実的なアメリカンドリーム
— 投資は海千山千 (@kanemocchichi) June 1, 2025
そりゃ最初は技能とか見て、良かったら昇給って当たり前の話よな
日本がおかしいだけで
寿司アカデミーで最短で技術学んで渡米するのがRTA記録叩き出せそう
— 虚無@やる気元気 (@ichikawanotami) May 31, 2025