知り合いの女性が、
— セミまんじゅう (@neet23namapo) September 28, 2025
「私、絶対ADHDなのに!通ってるメンクリでADHDって診断されないの!」
「私、ADHDの診断が必要なの!」
って言ってて、
結局、ADHDと診断してくれるクリニックを探して転々とした結果、
ようやく「ADHD」と診断されたらしい。
そんな発達障害だが、近年になって急激に増えたといわれている。
実際、文部科学省の特別支援教育資料(2023年度)によると、公立小学校で通級指導(通常の学級に在籍しながら特別教室も利用すること)を受ける注意欠如多動症の児童数は、2019年度には2万626人だったが、2023年度には3万4654人に増加している。
自閉症スペクトラム症や学習障害の児童数も同様に増えていると考えられている。
今の子どもに発達障害が多い原因については、「昔ながらの遊びをしないから」「食品添加物や農薬が悪影響を与えている」「親の育て方が悪い」などさまざまな説があるようだが、どれも根拠はない。「発達障害の人が本当に増えたというよりもむしろ、発達障害と診断される人が増えたと考えられる」と本田さんは話す。
発達障害が「増えた」理由
では、発達障害だと診断される人が増えたのは、どうしてだろうか。「1つには昔に比べて診断概念が広くなったため」と本田さん。
「例えば自閉症スペクトラム症でいうと、1980年代くらいまでは、知的障害を伴う場合、あるいは対人関係がほとんど成立しない場合など、限定的でした。でも今は、ある程度は話が伝わるけれど会話のキャッチボールが成立しない、興味のあることなら話せるけど雑談は苦手、といった場合なども含めるようになりました」
これには、国際的に用いられている診断基準が改定されて、診断の枠組みが広がったことも大きいという。
そしてもう1つは、発達障害という言葉が社会に広がり、多くの人から認識されたこと。これにより発見されやすくなり、支援や療育などにつなげられるようになった。
「現在は、乳幼児健診時に医師や保健師によって発見されたり、幼稚園や保育園の先生方が気づいたりすることで診断につながることが多いです。受診のハードルが下がっているので、親御さんが医療機関に相談しやすくなったということもあります」(本田さん)
さらには、発達障害を診療できる医師も増えたため、診断数が増えたことも挙げられる。
https://toyokeizai.net/articles/-/895747
