1:名無しさん




 そんなスズメを見かけなくなったのはいつからだろう。2006(平成18)年、北海道でスズメが大量に死んでいるのが発見された。英国では、日本のスズメ(passer montanus)の近縁イエスズメ(passer domesticus)の数が減っているらしい。

 ヨーロッパのスズメはサルモネラ菌による感染症で数が減少しているようだが、日本のスズメはどうだろう。2009(平成21)年の論文(※1)によると、それまでの20年ほどでスズメの個体数は20〜50%減と明らかに減っている。また、1960年頃と比較すると10%程度にまで減っているという。

 その原因について、狩猟や駆除ではなく、長期的な減少傾向により、カラスや猛禽類による捕食、水田や空地、垣根の減少といった環境変化などの複数要因が関係しているようだ。また、ほかの研究でもスズメの減少原因は、巣作りの環境変化が大きいといった内容のものがある(※2)。スズメは狩猟対象の鳥獣だが、個体数が減少しつつある種ともいえるだろう。

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https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/300db32636677abdbc3293958361382b4a22d86c