インテリジェンス業界にいた人間として、このクロ現は関心高いので、コメントさせて頂くと、
①相手方の内在理論を学ぶのは分析の基本のキであり、有力研究者や情報屋は皆当然やっており、皆百も承知で、『同情する面はいくらかあっても、でも侵略はダメだよね、酷い女性だからって殺すストーカーと同じだよね』って言っているのを、
“内在理論を知らずに、一方的な反ロシア情報を流している。自分だけが内在理論を知って公平に述べている”とデマで乗り切ろうとしているだけ。
②確かに情報屋として、現役時代の類まれなる実績はしっかりと評価されるべき。
しかし、一方で引退後相手に取り込まれ、相手方の代弁者となり国益毀損のリスクとなってしまった情報屋の例としても、しっかりと記憶されるべき。
2島変換論に官邸が散々振り回されたことなど、クロ現はこの後者の視点が全くないのが大問題。
(地獄から、作家能力で戦略的に不死鳥のように蘇った能力は確かに凄いのは事実だが別問題)
③何故いまかは、私も大変興味深い。考えられるのは
1 単に番組スタッフが無知or無知な彼のファン
2 番組スタッフまで、情報工作が浸透した結果
3 トランプ当選でウクライナ敗北の可能性も見えて来たことから、これまでのウクライナ支援の報道姿勢からのリスク回避のリバランスを図った。
あたりかなと。
地獄から作家としての才覚で這い上がって、まだ不安定な時に
“自分の立場を安定させるためには、宗教観全く違うが政権与党公明党の庇護下に入るべし”
と腹くくったのは、(強いものにつくべき、と自著で価値観吐露しているとおり)、是非はともかく、生存戦略として目の付け所が流石とは思いました。
ネットリテラシーの一つとして、国民全員が義務教育で国家間の情報戦について基本的知識をつけるべきと思う。
民主主義でない国が、民主主義の”弱点”を狙ってくるのだから、
民主主義を守る為には、国民のリテラシーを上げる防御が絶対必要。
どんな相手とも、しっかり相手の内在理論を理解してパイプを作るのは本当に非常に大事。
(大規模交戦中の”テロリスト”とも海外有力情報機関はパイプを築く)
ただ、しっかりとした愛国心が担当者にないと、相手への忠義のみの外交になったり取り込まれたりする
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