岸田前政調会長が自民党の新総裁に選出されたことを、海外メディアも相次いで速報で伝えました。
ニューヨーク・タイムズは事前の世論調査の結果を念頭に、「自民党のエリートが世論を無視する形で、不人気の菅総理との違いがほとんどない岸田氏を選出した」と指摘しました。
このほか、中国の国営メディアも相次いで速報。中国共産党系の「環球時報」の電子版は「中国との対抗を最優先する岸田氏が日本の新総理になる」と伝えました。さらに中国からはこんな反応も・・・
北京市民
「もともとの政策は全然変わっていない。外交問題も含めて」
北京市民
「両国は経済の関係が深いので、新しい首相には敏感な問題には触れないでほしい」
北京市民
「(両国関係は)あまり良くならないと思う。日本が取っている行動はいい方向に向かっていない」
中国外務省 華春瑩報道官
「中国は日本の新しい施政チームとともに、各種原則や精神を厳守し実務協力を深め、中日関係が正しい軌道に沿って健全かつ安定的に発展することを推進したい」
一方、韓国では聯合ニュースが「日本の次期総理に日韓慰安婦合意の岸田氏」と速報。その後の記事で「岸田氏は自民党内ではハト派だが、凍りついた両国関係に画期的な変化を期待することは難しい」と報じました。また、東亜日報は「徴用工訴訟の判決などをめぐり岸田氏は“韓国が解決しなければならない”と主張していて、短期間に日韓関係が改善されることは難しいと見られる」との見方を示しました。(29日18:23)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d37fd9dc6a2f0b2eaa3c73c03e0edad44d4c8d5b