1:名無しさん




時間貸し駐車場では、「1時間」等時間当たりの単価料金が設定されているほか、24時間の最大料金や夜間の最大料金、あるいは平日や昼間の最大料金などを設定している場合がある。

時間貸し駐車場における「最大料金」とは、「24時間」「夜間」などの、事業者が設定する時間帯等における最高額(支払上限額であり、最高額に達した以降は料金が加算されない)を指すものである。最大料金の適用が繰り返し適用されない料金体系となっている駐車場では、当該最大料金の適用時間を超えた場合(例えば、24時間の最大料金を設定している場合で、入庫後24時間を経過した場合)は、料金は通常の単価料金が加算されることとなる。

また、最大料金の適用に入庫時間等の条件がある場合や、最大料金が適用される期間に平日や休日といった特定の日付や特定の時間帯のみが定められている場合、当該条件等を満たさないときは、当該最大料金が適用されずに、通常の単価料金が加算されることとなる。

このため、時間貸し駐車場の料金表示において、以下のような場合は景品表示法に違反するおそれがある。

○ 例えば、「当日最大○○○円」などのように最大料金の適用期間が利用者に明確に理解されるようには記載されておらず、実際には最大料金が繰り返し適用されないにもかかわらず最大料金の適用範囲の記載がなく、例えば「24時間最大○○○円」などとのみ記載されているため、入庫後24時間経過後にも最大料金が繰り返し適用されると誤認されるおそれのある表示

○ 最大料金を大きく表示する一方で、特定の時間帯に入庫した場合のみ最大料金が適用されることや最大料金が一定の期間のみ適用されることが小さい文字や最大料金よりも離れた箇所に記載するなどされており消費者が当該適用条件表示を認識できないおそれがある表示

最大料金とその適用条件は両方が正しく認識される必要があり、最大料金の適用に制約条件がある場合には、当該適用条件は最大料金の直下などに明瞭に記載される必要がある。この場合、文字の配色や最大料金の記載と比べて十分に視認できるだけの文字の大きさ及び適切な方法で表示されることが求められる。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_171225_0001.pdf