ジャニーズ0枠で『紅白』視聴率確保に必死のNHK 勝負の年に“ゆかりなし”藤井フミヤ抜擢の裏事情
例年、ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.社)の所属タレントが、5組前後参加してきた『紅白歌合戦』。今年は、44年ぶりに「ジャニーズ0枠」となることが決まっている。
視聴率低迷を避けるべく、NHK側も躍起になっている。司会には初選出となるタレントの有吉弘行(49)と女優の浜辺美波(23)に加え、昨年の紅組司会で見事な進行を果たした女優の橋本環奈(24)を抜擢。
若者人気の高いK-POPアイドルを多数起用するなどして活路を見いだそうとしているが、あるレコード会社関係者は厳しい見立てを語る。
「旧ジャニーズ勢に取って代わる形で、SEVENTEENやStray KidsなどのK-POP勢の躍進が目立ちます。10~20代の若い年齢層の高い人気と支持をバックに出場に漕ぎ着けましたが、世間一般的な目玉と呼ぶにはインパクトが弱い。片やJ-POP勢初出場組で人気と話題を集める新しい学校のリーダーズ、Ado、ano、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEといった面々も、全世代に知名度が高いワケではなく、世間をあっと言わせるほどのインパクトには欠けます。これといった目玉がない現状では、今年も厳しい視聴率になるのではないかと思います」
まさに背水の陣で臨む今年の紅白歌合戦。その中でも「意外な人選」と言われたのが白組で6度目の出場となる藤井フミヤ(61)だ。その狙いとは何か。
「まず、今年9月にデビュー40周年とソロデビュー30周年を迎えたメモリアルイヤーとなったことが紅白出場へ繋がったことは大きなポイントとして見逃せません。メモリアルイヤーを迎えるアーティストへのNHKからの出場打診はこれまでも数多く見受けられます。アーティスト側もメモリアルイヤーを盛り上げることができるので、双方がwin-winとなる。ですから今回のフミヤ出場は、従来の紅白慣例に則った上での出場です」(芸能プロ関係者)
藤井は、前回の参加から26年ぶりとなる。近年は大ヒットと呼べる楽曲もなかったが、今回の選出の背景には別の狙いがあるという。
その狙いとは何か。前出の芸能プロ関係者が続ける。
「フミヤと今回司会を務める有吉との絆が大きかったことです。『進め!電波少年』(日本テレビ系)の猿岩石のブレイクを受け、デビューシングルとしてリリースされた楽曲『白い雲のように』の作詞を務めたのがフミヤ。弟・藤井尚之(58)が作曲、秋元康(65)がプロデュースを手掛けた同曲はミリオンセラーを達成する大ヒットを記録し、猿岩石の人気をさらに高めました。有吉はフミヤとの縁をいまでも忘れることはなく、フミヤとの出会いがなければ現在の自分はいないと、いまでも話しているといいます。その恩人と『紅白』という大舞台で共演することは有吉の念願ともいえるでしょう」
今年7月に有吉が初の音楽番組司会へ挑戦した『有吉ミュージックフェス』(テレビ東京系)では、『白い雲のように』をフミヤとともにテレビ初歌唱した。芸能プロ関係者は「『紅白』でもサプライズ共演があるのではないか」と語る。
「昨年、有吉の所属事務所先輩にあたるダチョウ俱楽部・上島さん(竜平・享年61)が亡くなったことを受け、肥後さん(克広・60)や寺門さん(ジモン・61)、歌謡グループ『純烈』とともに、有吉さんは『白い雲のように』を熱唱。大きな反響を呼びました。今年もフミヤとのサプライズ共演となれば、大きな話題となることは間違いない。それも、フミヤが抜擢された一因でしょう」
有吉とフミヤの共演は、視聴率低迷にあえぐ『紅白』の救世主となるか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/639b80e1f5d1e23f15735b7695ebbf21d75c4e85
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