『KIC』の投資損失がすごいことになっています。2022年01~08月時点で「-13.9%」です。『KIC』は韓国内への投資は行わず、外国一本槍。アメリカ合衆国市場の株安、債券安の影響を被ったのです。ただ、これは市況ですので上昇局面に転じれば取り戻せる話。
問題は外貨準備高への影響です。
『KIC』が運用しているのは一部とはいえ、外貨準備に計上されているSecurities(証券類)も毀損されているはずです。
なぜ外貨準備高は減少しないのかというと、先にご紹介したとおり韓国が時価ではなく取得原価で計上しているからです。
外貨準備というのは、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)の定義によれば「緊急時にすぐに使用できるもの」。
韓国は時価計算していないので、緊急時に本当にその金額使用できるのか分かりません。例えば、取得原価で計上し100億ドルだったSecurities(証券類)が、緊急時、現金に換えようとした際、時価で70億ドルであれば、表向きの金額の7割にしかならないことになります。
全文はこちら
https://money1.jp/archives/91707