1:名無しさん




ヴェスヴィオ山(伊: Il monte Vesuvio)は、イタリア・カンパニア州にある火山。ナポリから東へ約9kmのナポリ湾岸にある。現在は噴火していないが監視体制が敷かれている。日本ではベスビオ山、ベスビオス火山、ヴェスヴィオス火山とも呼ばれることがある。

狭義のヴェスヴィオ山は、ソンマ山(英語版)(1,132m)とよばれる外輪山が取り巻いた標高1281メートルの複合成層火山。英語からヴェスヴィアス、ラテン語からウェスウィウス、ヴェスヴィウスとも呼ばれる。イタリア語の発音をカタカナ表記すると「ヴェズーヴィオ」となる。ローマ人にとっては紀元前73年に剣闘士スパルタクスが仲間とともに立て籠もった山として記憶されていた。

ヴェスヴィオ山、ソンマ山および付近のナポリ湾岸一帯は伝統的な農業地帯で、果物、ブドウ、花きの生産が盛んである。植物相は典型的な地中海性のもので、オウシュウシラカンバ(英語版)、モエジマシダなど1,000種以上の植物が生えている。動物相は相対的に乏しいが、渡り鳥の中継地と休息地であるほか、ヨーロッパノスリ、アカギツネ、アナウサギなどが生息している。

ヴェスヴィオ山を含む一帯は1997年にユネスコの生物圏保護区に登録された。なお、古代遺跡が分布する「ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」は同年にユネスコの世界遺産にもなった。

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