【イスタンブール=木寺もも子】ロシアのショイグ国防相は20日、北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請したスウェーデンとフィンランドに対抗し、西部国境方面の防衛を強化する考えを明らかにした。12の部隊を編成するという。タス通信が同日伝えた。
ショイグ氏は同日の会議で「西部軍管区の国境付近で軍事的な脅威が高まっている」と対抗の必要性を訴えた。年内に12の部隊のほか、計2000の新型装備や車両などを配備する。部隊1編成あたりの規模は不明。
ウクライナ東部ルガンスク州の制圧が近いとの認識も示した。「ロシア軍はドンバス地方(ウクライナ東部2州)の支配を拡大している。(親ロシア勢力が一方的に独立を宣言した)『ルガンスク共和国』の解放は完了に近づいている」と述べた。
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