https://www.afpbb.com/articles/-/3406488
ウクライナ軍が米国の榴弾(りゅうだん)砲M777など西側諸国から新たに供与された大砲を前線に投入し、ロシア軍に対して効果を発揮している。ウクライナの東部や南部の広範囲で戦闘は続いており、両国軍による長距離の大砲を使った戦闘が主に展開されている。
ウクライナ軍は、旧ソ連時代に設計された自国軍保有の榴弾砲に依存してきたが、ここ数週間で親ウクライナの西側諸国から供与された
M777を含めた最新鋭の大砲が前線に投入された。
ウクライナは、より強力で射程の長い兵器を供与をするよう求めてきたが、実際に投入された大砲が前線での有効性を立証している。南部のミコライウ(Mykolaiv)軍管区のドミトロ・プレテンチューク(Dmytro Pletenchuk)大尉はAFPの最近のインタビューで、M777は「蒸気機関車から電気自動車に乗り換えたようなものだ」と語った。プレテンチューク大尉は、西側から供与された新たな兵器について「敵側は極めて有効に使われている状況をとても嘆かわしく思っている」と指摘した。
ウクライナが防衛する都市ミコライウと同市の東側に陣取るロシア軍の戦闘は、長距離の砲撃戦になっている。ミコライウは、南部の都市オデーサ(Odessa)に向けた戦略的なとりでの役割を果たしており、同大尉は「ミコライウを死守する」と述べた。
プレテンチューク大尉は「あらゆる前線で西側諸国の兵器を利用できる状況は、戦術的、戦略的な立場を大幅に強化する」と強調した。
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