■全米進出と優秀な人材確保に黄色信号
「今まで通り日本のメディアが大きく取り上げないことで、ジャニーズ事務所はこのまま忘れ去られるのを待つつもりなのかもしれません。ただ、全米デビューしたTravis Japanに続く、ジャニーズの世界進出はこの件で一層、厳しくなったのではないかと思います。故人が行ったことへの責任の取り方も不明瞭ゆえに、ジャニーズ事務所はただ世界中からのネガティブな視線を向けられる状態になっているのではないでしょうか」(芸能関係者)
さらに懸念されるのは、デビュー組へ向けられる好奇の目だ。
「カウアン氏は、ファンに対してもジャニー氏からの性加害が背景にあった事実を理解した上で応援するのがいいと言及していましたが、ネットでもすでに《どうしてもそういう目で見てしまう》《イメージが変わる》という声が溢れています。長年かけて築いてきた独自のブランドやイメージが崩れていき、今まで通りのブランディングが通用しなくなる流れが、この一件で一気に加速したといえるでしょう」(同)
ジャニー氏は故人だが、この事実が明るみになった状態で、明確なコメントすら出さないジャニーズ事務所に入所させる親がいるとしたら、場合によって、保護者としての責任問題も問われかねない。競合する他の芸能事務所の人気グループが台頭する中、優秀な人材確保もジャニーズ事務所の課題の一つといえるが、その点においてもより厳しい状況になっていきそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ba3f4649045cace324f98a4559665e4f4da932b