156人が死亡した韓国・ソウルの転倒事故について、現場を担当する警察官が3日前に危険性を報告した文書が警察のシステムから削除されていたことが明らかになりました。
韓国のSBSテレビは、梨泰院を管轄する警察署の情報担当の警察官が、事故の3日前に作成したハロウィーンの群衆による危険性を分析した報告書を入手し、報じました。
この警察官は上司である情報課長に報告書を提出し、状況を把握する人員の配置を訴えたものの、課長は別のデモの警備を優先するように指示し、聞き入れませんでした。
この報告書は事故のおよそ2時間前に警察のシステムから消え、警察官のパソコンに残っていたファイルも課長の指示で同僚が削除したということです。
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