まさに阿鼻叫喚だった。29日午後1時49分、京畿道(キョンギド)果川(クァチョン)第2京仁(キョンイン)高速道路、北儀旺(ウィワン)IC付近の防音トンネルで火災が発生し、5人が死亡、37人が負傷した。
消防当局によると、出火したのは安養(アンヤン)から城南(ソンナム)の方向へ向かっていた廃棄物回収用トラックのエンジンルームあたりだった。トラックを運転していたAさん(63)は警察に「車のエンジンの方から煙が出て車を路肩に停車させたが、火災が発生した」と伝えた。その後、火がプラスチック材質の防音トンネルに移り、あっという間に大火災に広がった。防音トンネルには換気口などがなく、出入口を除くと密閉された構造だ。
死者5人は出火したトラックではなく周囲を走っていた車4台(乗用車3台、SUV1台)で発見された。最初に火災が発生したトラックとは反対方向(城南→安養)を走っていた車だった。消防当局は風などの影響で反対車線の車内の人が煙を吸い込んで死亡したと推定している。負傷者37人のうち3人は顔などにやけどを負う重症で近くの病院に搬送された。残りの34人は軽傷に分類され、13人が近隣病院に運ばれ、21人は現場で応急処置を受けて帰宅した。火災区間内に孤立した車は計45台だった。車両は全焼して骨組みだけが残った。路上には溶けたタイヤやガラスの破片が散在していた。
消防当局と火災目撃者によると、火はプラスチック素材の防音トンネルの壁に移った後、現場の状況は急激に変わった。火災当時、車でトンネルを通過していたイ・ヒョンソクさんは「火災車両から赤いものが見えていたが、突然パーンという音がして、あっという間にトンネル全体が変わった」とし「周囲は何も見えず、見えない中で何とか外に出てきた」と話した。
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