下関市と韓国・プサン市の姉妹都市提携45周年を記念して両市の市長がオンラインで対談し、新型コロナウイルスの感染が収束したのちに交流活動を再開することを確認しました。
下関市とプサン市は昭和51年10月に、姉妹都市提携を結んで交流を続けてきましたが、新型コロナの影響で両市を結ぶ関釜フェリーの旅客利用が休止しているほか、毎年8月に下関市で行われる「朝鮮通信使」の再現行列が2年連続で中止となるなど、多くの交流活動が中断されています。1日は姉妹都市提携45周年を記念して、前田市長とプサン市のパク・ヒョンジュン市長がオンラインで対談し、パク市長は「コロナが収束すれば直接、会って交流する機会を増やせるよう協力したい」などと話していました。
このあとプサン市が2030年の万国博覧会の開催地に立候補していることなどが紹介され、下関市からはプサン市の鳥であるカモメが関門海峡に飛来する姿を描いた版画を、プサン市からは市内の名所をデザインした屏風を記念品としてお互いに贈ることを発表しました。
対談のあと前田市長は「経済や文化の交流をこれからも続け、日韓関係の課題解決のきっかけになることを期待しています」と話していました。
NHKニュース 10月01日 16時32分 山口 NEWS WEB
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